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ChatGPTの回数制限とは?時間あたりの使用上限や対処法について解説

この記事のポイント

  • GPT-4には3時間あたり40メッセージという使用上限が設けられている
  • 回数制限の理由はシステムの安定性維持と全ユーザーへの公平なサービス提供
  • 制限にかかった場合、GPT-3.5の活用やプロンプトの工夫で対応可能
  • Microsoft CopilotやAPIを利用した類似サービスが代替手段として有効
  • 回数制限を理解し効率的に利用することで、ChatGPTの機能を最大限に活用できる

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

ChatGPTを使っていて、急に利用できなくなった経験はございませんか?ChatGPTは非常に便利なツールですが、上位モデルであるGPT-4では回数制限が設けられています。

本記事では、OpenAIが提供するAI対話システムChatGPTがなぜ回数制限を設けているのか、またその具体的な内容と、制限にぶつかった時の解決法について詳しく解説します。

利用上限に達したらどうするべきか、制限を賢く運用する方法、その他の対処法に加えて、制限を感じさせない代替サービスの活用法まで、ChatGPTをスムーズに利用するための知識を幅広くご紹介いたします。

回数制限に対する不満や煩わしさを解消すべく、本記事を是非ご一読ください。

最新モデル、OpenAI o1(o1-preview)について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください⬇️
OpenAI o1(ChatGPT o1)とは?その特徴や使い方、料金体系を徹底解説!

ChatGPTの回数(利用)制限とは?

皆さんがChatGPTを利用している上で不便に感じるポイントとして、「出力を繰り返していたら使用上限に達してしまった」という事が挙げられるかと思います。

たまに質問をしたり、趣味や簡単な文書を作成する時に使う、といった軽い用途の場合は、使用上限に達することは少ないかと思いす。
しかし、日常的に大量の文章の作成や要約をする方や、期待していた回答が得られず出力を繰り返すうちにエラーが表示され、会話ができなくなってしまう場合があります。

これがChatGPTの回数制限です。GPT-3.5は基本的に制限は有りませんが、GPT-4の場合は意図せずとも回数制限に達してしまう事が多いです。

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ChatGPTに回数制限がある理由

回数制限にかかってしまうと、エラーメッセージに表示されている時間になるまでGPT-4モデルを利用することができません。(GPT3.5は利用可能)

これは非常に煩わしく感じますが、回数制限が設けられている理由として、システムの過負荷を防ぎ、全ユーザーに安定したサービスを提供するためといった事が考えられます。

GPT-4は、GPT3.5に比べてその性能がかなり強化されている分、システムへの負担も大きいです。回数制限を設けることで、サーバーの安定性を保ちつつ高精度な出力を提供する事が可能になります。
また、特定のユーザーや用途による過剰なリソースの消費を防ぐ為といった理由も考えられます。

このように、全てのユーザーが快適にChatGPTを活用できる環境を整えるために、回数制限は非常に重要なものなのです。


ChatGPTの1時間・1日あたりの使用上限は?

ChatGPTの利用制限は、GPT-4の場合:3時間あたり40メッセージと発表されています。

ChatGPT-4の回数制限
GPT-4の回数制限

これはGPT-4(有料版:ChatGPT plus)にのみ設けられていて、GPT-3.5は基本的に無制限で利用できます。

また、注意点としてGPTs(GPT Builder)を作成する時の会話は更に上限が厳しく、3時間で25回までといった制限があります。
※OpenAIからの返答を受けたユーザーの回答を参考にしています。

このため、通常の会話に加えてGPTsを作成する場合は特に注意が必要です。


ChatGPTの回数制限がリセットされるタイミング

基本的には、制限がかかってしまった際のエラーメッセージに利用可能までの時間が表示されています。
このメッセージ内の時間をすぎると、再度利用できる様になります。

しかし、このように個々のユーザーやサーバーの状態によっては50回未満で利用制限がかかってしまう場合もあります。「必ずしも50回まで使える」とは限りませんのでご注意ください。

回数制限にかかってしまう事を避けたい場合は、メッセージの頻度や量を調整する事をおすすめします。


ChatGPTの利用制限を解除する方法

残念ながら、ChatGPTの利用制限を解除できる裏技のようなものはありません。

しかし、APIを利用したChatGPTの類似サービスを利用する事や、GPT-3.5でもプロンプトを工夫して使う事で出力の精度を上げ、GPT-4が使えない時の代替手段として利用する事も可能です。

プロンプトを工夫してChatGPT-3.5を利用する

GPT-4の利用に制限がかかった場合でも、GPT-3.5は通常通り使用することができます。

より強化されたモデルであるGPT-4に比べて性能は劣りますが、効果的なフレームワークや、プロンプトエンジニアリングの手法を用いることで、その出力制度を高め、利用制限が解除されるまでの代替手段として利用することもできます。

また、プロンプトを工夫することにより、少ない質問回数でよりニーズに沿った回答を得ることが期待できます。

【関連記事】
➡️ChatGPTのパフォーマンスを最大限に引き出す!プロンプトエンジリアングとは?

Copilot(旧Bing Chatを利用する)

Microsoftが提供しているMicrosoft Copilotでは、なんと標準でGPT-4が搭載されています。

更に、ChatGPTでは有料版であるChatGPT Plusに加入しないとGPT-4が利用できませんが、Microsoft Copilotでは無料で利用することが可能です。

ChatGPTに制限がかかってしまった場合はもちろん、日常的に使う場合もおすすめできるので、ぜひ検討してみて下さい。

➡️GPT-4搭載!Microsoft Copilotとは?できることや料金をわかりやすく解説-->

ChatGPTのAPIを利用したサービスを使う

ChatGPTのAPIを用いて提供されているサービスを利用する事で、制限中でもGPT-4と同様の機能を利用する事ができます。

代表的なものとしては、GPT4-turboが無料で利用できるリートン(wrtn)や、LINEでChatGPTと会話できるAIチャットくんといったサービスが挙げられます。
これらのサービスを利用する事で、制限にかかってしまった場合でもGPT-4を利用することが可能です。


まとめ

ChatGPTの回数制限はわずらわしく感じるかもしれませんが、サービスの品質を維持し、全てのユーザーに公平なアクセスを提供するためにも重要です。この制限を理解し、効率的に利用することで、ユーザーはChatGPTの機能を最大限に活用できます。
また、公式のChatGPTに利用制限がかかってしまい使えない場合でも、記事内で紹介したAPI利用した類似サービスを利用する事で、ChatGPTを使う事ができます。

この機会に、他の類似サービスや競合モデル(Gemini,Copilotなど)の使用も検討する事をおすすめします。

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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