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ChatGPTを活用した要約のやり方!論文やPDFを読み込ませるコツも

この記事のポイント

  • ChatGPTを使った要約では、プロンプトで文字数や出力形式を具体的に指定することが重要
  • PDFや動画、音声ファイルの要約にはプラグインや外部ツールを組み合わせて使用可能
  • 長文の要約では、ChatGPTの文字数制限を考慮し、適切に分割して入力することが必要
  • 英語の文章も日本語で要約できるなど、多言語対応の要約が可能
  • 議事録作成やYouTube動画の要約など、ビジネスや学習での幅広い活用シーンがある

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

ChatGPTは、Web記事や論文の要約や、手間と時間がかかる議事録作成など、日々の業務や勉強に革命をもたらす可能性を秘めています。


本記事では、ChatGPTを活用した効率的な要約方法について、具体的なプロンプト例やツールを交えて解説しています。さらに、PDF、動画、音声ファイルの要約方法、出力形式や必要な文字数の設定、さらに長いテキストを要約する際の文字制限の考慮点についても紹介しています。
ぜひこの記事を参考に、日々の要約作業や情報収集を効率的に行ってみてください。

最新モデル、ChatGPT4o(GPT-4o)について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください⬇️
ChatGPT-4o(GPT4 omni)とは?使い方、料金など詳細を徹底解説!

ChatGPTに要約を依頼するプロンプト

このセクションでは、実際の要約の手順を説明していきます。

今回はNHKニュース記事をChatGPTに要約してもらいます。引用元:耐震にどう対応? 住宅倒壊から身を守る(NHK NewsWeb)

実際の要約手順

  1. 要約したい記事、ウェブサイトを用意してコピーしておきます。

  2. ChatGPTにアクセスします。

  3. 要約したい文章と、プロンプトを入力します。

プロンプト例
`
以下の文章を要約してください。

入力文章:

ここに要約したい記事のテキストを入力します。
`


上記を用いて出力例した例は以下の通りです。
実際のプロンプト
実際のプロンプト

  1. 出力された要約を確認。
    こちらが実際に生成された要約文です。
    実際の回答
    実際の回答


このようにChatGPTによる要約は、重要な内容をまとめるのに非常に役立ちます。

長い文章を読む時間がないときでも、すぐに理解できるので便利ですね。

英語の文章を要約したい場合

Chatgptは多言語対応のため日本語だけでなく英語の文章の要約も可能です。
要約手順は日本語の場合と同じですがプロンプトの書き方を少し変えてみましょう。

今回はBBC newsの記事のをChatGPTに要約してもらいます。
引用元:Labour withdraws support for Rochdale candidate Azhar Ali over Israel comments(BBC News)

プロンプトの例
`
以下の文章を日本語で要約してください。

入力文章:

ここに要約したい記事のテキストを入力します。
`


今回作成したプロンプトこちらです。
英文要約プロンプト
実際のプロンプト

そしてこちらが実際に生成された英文の要約文です。
実際の回答
実際の回答


このように、英文のニュースも簡単に要約することができます。翻訳自体はブラウザに備わっている翻訳機能を利用すれば行えますが、ChatGPTを活用することで翻訳だけでなく要約まで行えます。

【関連記事】
➡️ChatGPTで翻訳を行う方法は?DeepL・Google翻訳との比較も紹介


ChatGPTでPDFを要約したい場合

ChatGPTの無料版はPDFの読み取り機能を持っていませんが、有料プランで利用できるChatGPT-4では直接質問に添付したりプラグインを利用することで、PDFの読み込み処理等が可能になります。

例えば、AskYourPDFというプラグインを設定することでPDFの読み取りが可能になり、その文書の内容を簡単に要約することが可能です。

【関連記事】

ChatGPTにPDFを読み込ませる方法を解説!要約や翻訳にも活用可能 | AI総合研究所

ChatGPTにPDFやパワポを読み込ませる方法を解説。要約や翻訳まで無料で行えます。手動でのテキストコピペからプラグインや外部サービスの利用まで、各手法の特徴と使い勝手を比較し、文書処理の効率化に役立つ情報を提供します

https://www.ai-souken.com/article/loading-pdfs-into-chatgpt


ChatGPTで動画・音声ファイルを要約する方法

ChatGPTは基本的にテキスト形式のデータを処理することに特化しており、動画や音声ファイルを直接要約することはできません。

しかし文字起こしツールなどを利用したり、有料版のChatGPT4でプラグインの設定をすることで動画・音声ファイルを要約を生成することもできるようになります。

議事録を作成したい場合

議事録作成はビジネスに欠かせない重要なプロセスですが、手作業で議事録を作成する場合は手間も時間もかかります。

そんな時はChatgptと文字起こしツールを組み合わせることで議事録を作成できます。

【関連記事】
➡️ChatGPTで議事録作成!文字起こしツールやプロンプト例を交えて解説

Youtubeの要約を作成したい場合

Youtubeの要約を作成したい場合には、プラグインChromeの拡張機能を利用することで、YouTubeの動画を直接ChatGPTに要約依頼することが可能です。

ここでは簡単に動画の要約を行える拡張機能Glarity Summery の使用手順と、実際の使用例について解説していきます。

Glarity Summeryの使用方法

  1. Google Chromeウェブブラウザで「Glarity Summary」の拡張機能を追加。
    Glarity Summaryの拡張機能を追加
    Glarity Summary拡張機能追加

  2. YouTubeで要約したい動画のページにアクセス。

  3. 動画のページ上で、Glarity Summaryのアイコンをクリック。すると、拡張機能が動画の要約を開始。

  4. 拡張機能が動画を自動的に再生し、要約を作成。要約はテキスト形式で表示され、以下の画像のように動画の内容の要点がまとめられます。

Glarity Summery
Glarity Summery


これにより、動画の内容をテキストに変換する手間が省け、ハイライトもまとめられるので一瞬で内容を理解できますね。

他にも、Copilot(旧称:Bing Chat)を利用することで、より簡単にYouTube動画の要約を作成することが可能です。

Copilotは、Microsoft Bingの機能の1つであり、AIがユーザーの入力に応じて自動的に追加のテキストを生成する機能を提供します。

【関連記事】
➡️GPT-4搭載!Microsoft Copilotとは?できることや料金をわかりやすく解説

Copilotの設定方法

  1. ウェブブラウザでCopilotの拡張機能を追加。(Bingのウェブサイトにアクセスし、アカウントにログインしてCopilot機能を有効にします)

  2. YouTubeで要約したい動画のページにアクセス。

  3. 左上のGenerate video summary 「ビデオの要約を作成」オプションをクリックすると、ビデオ全体が要約されます。
    Copilotの設定方法
    Copilotの設定方法

以上の手順を踏むことで簡単にYoutubeを要約することが出来ます!
このようにYouTubeの要約を活用し、以下のXの投稿のように学習の一環として利用できそうですね。


また、こちらの記事でchatGPTでyoutubeの要約をする方法記事を詳しく解説しています。是非ご一読ください!
{{https://www.ai-souken.com/article/summarizing-youtube-videos-with-chatgpt}}


ChatGPTで要約をする際のポイントと注意点

ChatGPTに要約を依頼する際には、出力形式や文字数を明確に指定することが重要です。また、長文の場合は文字数制限を超えないように文章を適切に分割する必要があります。

これらのポイントと注意点を意識して、ChatGPTに要約を依頼し、より効果的な要約を生成しましょう!

出力形式や文字数を指定する

ChatGPT要約を依頼する際に出力形式文字数を指定するこことで希望通りの要約を得ることが出来ます。
以下のプロンプトの例を参考にしてみてください。

プロンプトの例
100文字以内で要約をお願いします。
出力形式と文字数の指定:
要約をしてください。出力は箇条書き形式で、各項目は70文字以内にしてください。
出力形式の指定(Markdown形式):
要約をしてください。出力はMarkdown形式でお願いします。

このように、プロンプトに要約の詳細を指定することでより質の高い条件に合った要約された文書を生成することが可能になります。

【関連記事】
➡️プロンプトエンジニアリング完全ガイド!ChatGPTで使える例文も紹介

長文の場合は分割する

ChatGPTで一度に入力できる最大文字数は、GPT-3.5の場合は約6,000文字、GPT-4の場合は約22,000文字です。(あくまでも目安で、言語や文章中の漢字・記号等によって変わります。)

しかし、いくら入力自体が可能とはいえ、あまりにも長い文章の場合は文脈理解に限界があり、要約の質が落ちてしまう可能性があります。そのため、ChatGPTに長文の要約を依頼する際は何回かに分割して送信したり、きちんと文章全体を理解できているか確認することが重要です。

【関連記事】
➡️ChatGPTの文字数制限は?回避方法やモデル別の上限について解説!


まとめ

この記事では、ChatGPTを活用して要約をする方法やその活用シーンについて詳しく解説しました。
Webサイトの内容から会議の議事録、そしてビジネス文書まで、様々なシーンでChatGPTを活用することができます。

ただし、要約を依頼する際には、出力形式や文字数を明確に指定することが重要です。長文の場合はそれらを適切に分割することで要約の効果を高めることができます。
これらのポイントを意識してChatGPTを活用することで、より効率的に情報を利用し、理解を深めることができるでしょう。

是非皆さんもChatGPTを使った要約を試してみてください!

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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