この記事のポイント
この記事はChatGPTのアカウントを削除・退会する際の手続きと重要な注意点について解説しています。- アカウント削除の場合、すべてのデータと履歴が永久に失われ、同じメールアドレスでの再登録ができなくなる点に注意が必要です。
- アカウント削除後もOpenAIの規約により、履歴はシステム上で30日間保持されるため、即時のプライバシー保護を求める場合は履歴削除の検討も必要です。
監修者プロフィール
坂本 将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域：自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
ChatGPTを使用するにあたり、アカウントを取得する方は多いですが、何らかの理由でそのアカウントを削除・退会したいと思う時もあるかもしれません
しかしながら、アカウント削除には重要なデータの喪失や復元不可能などのリスクが伴います。
本記事では、ChatGPT(OpenAI)のアカウント削除・退会方法について詳細に解説し、実施する前に知っておくべき重要な注意点をまとめています。
また、電話番号が必要かどうかを含む再登録についての情報も提供しており、それらを踏まえた上で、ユーザーが円滑にアカウントの削除・再登録を行えるようサポートします。
ChatGPTの概要や活用例については、こちらの記事で解説しています。
➡️ChatGPTとは？今さら聞けない基礎知識を徹底解説！
ChatGPTのアカウント削除・退会の方法
ここでは、ChatGPT(OpenAI)のアカウントを削除する方法について画像を用いて説明していきます。
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ChatGPTにログインし、左下のユーザーネームをクリックします。
ユーザーネームクリック
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「設定」をクリックし、データ制御を選択します。
データ制御をクリック
3.「アカウント削除」という赤いボタンがあるのでクリックします。
アカウント削除をクリック
- 次の様な画面が出るので、アカウントのメールアドレスと、「DELETE」という文字列を入力します。
メールアドレスとDERETEを入力
- 「私のアカウントを永久に削除する」というボタンをクリックすると、OpenAIのページに遷移します。
これでアカウントの削除は完了です！
削除完了
ChatGPTのアカウント削除・退会する前の注意点
ChatGPTのアカウントを削除または退会する前に、以下の点に注意が必要です。
1. アカウントの復元は不可能
アカウントを削除すると、すべてのデータ、セッション履歴、設定が永久に失われます。
この操作は元に戻すことができないため、削除を実行する前に、データが不要であることを再確認してください。
重要なデータがある場合は、削除前にバックアップを取得することを検討しましょう。
2. 有料プランの解約
ChatGPT Plusなどの有料プランに登録している場合、アカウント削除前に解約手続きを行う必要があります。
解約しないまま削除すると、次の請求サイクルで課金されてしまう可能性があります。
【関連記事】
➡️ChatGPT Plusの解約方法を解説！デバイス毎の手順や注意点も紹介
3. 同じメールアドレスでの再登録はできない
アカウント削除後、同じメールアドレスで再登録することはできません。再度ChatGPTを利用する場合は、別のメールアドレスを使用する必要があります。
4. OpenAI関連サービス（API）へのアクセスも失われる
ChatGPTのアカウントを削除すると、同じアカウント情報を使用しているOpenAIの他のサービスにもアクセスできなくなります。
また、ChatGPTアカウントを他のサービスと連携している場合は、連携を解除する必要があります。連携を解除しないまま削除すると、予期せぬ問題が発生する可能性があります
5.アカウントを削除しても履歴は30日間残る
アカウントを削除した場合でも、OpenAIの規約上その履歴はすぐに削除されず、システム上に30日間は保持されます。
そのため、プライバシーの観点から会話履歴を削除したいという場合は、アカウントを削除せずに履歴だけ削除する方法を取ることも選択肢の一つです。
【関連記事】
➡️ChatGPTの履歴をオフにする方法をわかりやすく解説！【PC・スマホ対応】
ChatGPTのアカウント再登録に電話番号不要
以前はChatGPT(OpenAI)のアカウント登録時に電話番号の認証が必須でしたが、現在は不要になりました。
そのため、異なるメールアドレスを利用すれば再度アカウントを作成することが可能です。
電話番号が必要な場合
先ほど説明した様に、ChatGPTのアカウント作成・利用においては電話番号の登録は不要です。しかし、OpenAIのAPIを利用したい場合においては、電話番号の認証を済ませないとAPIキーが発行できません。
【関連記事】
➡️ChatGPT(OpenAI)のAPIキー発行・取得手順を解説！支払い方法も
また、一度削除したアカウントに紐づけていた電話番号を、新しいアカウントで利用すること自体は可能ですが、注意点として
- 一つの電話番号で認証可能なアカウントは3つまで
- 既存のアカウントから電話番号の紐付けを解除することは不可
上記の2点を念頭に入れておく必要があります。
まとめ
この記事ではアカウントの削除手順を紹介し、それに付随する注意点について説明しました。
手順を進める前には、上記の注意点を再確認し、削除することで失われる情報やデータを慎重に考慮することが重要です。
全ての情報を十分に理解した上で、もしご自身のChatGPTアカウントの削除を望む場合は、提示された手順に従って操作してください。
また、アカウントの再登録自体は簡単に行えるものの、APIを利用するための電話番号認証は、一つの番号あたりに限りがあることをに注意してください。
