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ChatGPTで誰でも簡単にQRコードを作成できる!実際の手順を解説

この記事のポイント

  • ChatGPTのプラグイン「Create a QR code」を使用して簡単にQRコードを生成可能
  • URL、連絡先、Wi-Fi情報など様々な情報をQRコードに変換できる
  • Advanced Data Analysisを使ってイラスト付きQRコードを作成する方法を紹介
  • AIに画像を生成させてQRコードに組み込む手法も解説
  • GIFアニメーションや画像生成AIを活用した創造的なQRコードデザインの可能性を提示

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

最新のテクノロジーを利用してQRコードを生成したい方へ、本記事では、OpenAIが開発したChatGPTにプラグインを組み込むことで、誰でも簡単にQRコードを作成できる手法を解説します。

ChatGPTプラグイン「Create a QR code」を使用することで、専門的なソフトウェアがなくても、URLや連絡先、イベントチケットなど様々な情報をQRコードに変換することが可能になります。

加えて、「イラスト付き」や「GIFアニメーション」のようなオリジナルQRコードの作成方法についても、実際のプロセスを交えつつ分かりやすくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

最新モデル、OpenAI o1(o1-preview)について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください⬇️
OpenAI o1(ChatGPT o1)とは?その特徴や使い方、料金体系を徹底解説!

ChatGPTでQRコードを生成する方法

ChatGPTはOpenAIによって開発された高度な人工知能であり、文脈を理解し、人間のように質問に答えることができます。
しかしその機能は単に会話だけに留まらず、さまざまなプラグインを用いることで拡張が可能です。

その中でも、Create a QR codeは、ChatGPTに統合することでQRコードを生成することができるプラグインです。このプラグインを利用することで、ユーザーは瞬時にQRコードを作成し、様々な情報をエンコードすることが可能になります。

QRコード生成イメージ


ChatGPTプラグイン「Create a QR code」でできること

Create a QR codeを使ってQRコードに変換するものとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • ウェブサイトのURL
  • 連絡先情報
  • プレーンテキスト
  • Wi-Fiネットワークの接続情報
  • イベントの入場券
  • ビジネスカード
  • プロモーションのための広告


このプラグインの利点は、専門的なソフトウェアや技術知識なしに、手軽にQRコードを生成することができる点です。ユーザーが行うことは、生成したい情報をプラグインに入力し、指示に従って数ステップを踏むだけです。
なお、生成したQRコードはスマートフォンやタブレットで簡単にスキャンすることができます。


ChatGPTを使って実際にQRコードを生成する手順

ChatGPTを使ってQRコードを生成するプロセスはとても簡単です。
今回は、Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)を使って、イラストの付いたQRコードを生成しながら解説していきます。

QRコードの内容としては、「読み込む事でAI総合研究所のホームページに遷移する」形式にします。

【関連記事】
➡️Advanced Data Analysis(Code Interpreter)とは?その機能や活用例を解説

1.「シンプルなQRコードを生成する」

まずは、QRコードに変換したいものを以下のプロンプトの〇〇〇に当てはめ、ChatGPTに指示します。

〇〇〇のQRコードを生成してください。

以下は実際のプロンプトの出力結果です。

ステップ1
実際の画面

次に示しているのはChatGPTが生成したQRコードの出力結果です。

ステップ1のQR
生成してくれたQRコード

これは誰もが見たことのある、よくある見た目のQRコードを出力することができました。

2.「QRコードのデザインを変える」

QRコードのデザインを変える方法として簡単なやり方としては、次のような2つがあります。なお、一回の試行で自分が求めている雰囲気のQRコードが生成されない場合は、やり直すか、改善の指示を出すようにしましょう。

1.自分で用意した画像を組み込んでもらう

何か自分で使用したい画像がある人は、ファイルを添付した上でChatGPTに指示してください。以下のプロンプトをコピペすれば作成することができます。

QRコード内部にこのイラストを組み込んで

すると、このようにイラストが組み込まれたQRコードが生成されました。

用意画像によるQR
用意した画像を使用したQRコード

イラストをもう少し大きめにしたかったので、

読み取りやすさは維持したまま、イラストのサイズをもう少し大きくして

という指示を加えました。すると、以下のような形式でイラストのサイズが変更されたQRコードを生成してくれました。

用意画像によるQRの改善版
用意した画像を使用したQRコードの改善版

2.AIにイラストを生成してもらい、それを組み込んでもらう

次は、使用するイラストをAIに生成してもらう方法を紹介します。基本的な流れは先程と変わりませんが、プロンプトが少し異なります。

まずは以下のようなプロンプトでイラストを生成して下さい。(テーマや雰囲気は、ご自身の好みに変更して下さい。)

AIをテーマに柔らかい雰囲気のイラストを生成して下さい。

以下のように柔らかい感じのイラストを生成することができました。

AIイラスト生成の画面
イラストを生成中の画面

次の指示は以下です。なお、はじめに生成された、何もデザインしていないシンプルなQRコードを添付してください。

今のイラストをこの中央に配置してください。

全体のプロンプトの画像を以下に示します。

AIイラスト生成verのQRプロンプト
全体のプロンプトの様子

イラストのサイズが大きくてQRコードが読み取れない場合は、「サイズを調整して」「QRコードを読み取りやすくして」などと指示してください。

以下の画像はサイズ変更の微調整を加えた後、最終的に生成されたQRコードです。
先ほどChatGPTに生成して貰った画像が、きちんと配置されています。

AI生成イラストを使ったQRコード
AIが生成したイラストを使ったQRコード


【応用編】よりクリエイティブなQRコード生成

前のセクションでは、シンプルな画像を用いたQRコードの作成方法を学びました。ここからは、さらに進んだテクニックを紹介していきます。

GIFを使ったQRコード

ChatGPTの可能性は無限大であり、プロンプト次第では以下の例のような形で「GIFを利用したQRコード」を作成することができます。

tes


QRコードを含むGIFアニメーションを作成するための、大まかなプロンプトの流れは以下の通りです。

  1. まず、QRコードを埋め込むためのフレームを複数枚生成してもらいます。このフレームは、QRコードを際立たせるデザインや、アニメーションの一部として機能するようなものを想定しています。

  2. 次に、使用したいQRコードと、手順1で生成したフレームを組み合わせたものを作成してもらいます。この段階では、QRコードがフレームに適切に配置され、全体的に見栄えの良い画像になるようにします。

  3. 最後に、手順2で作成した複数の画像をつなぎ合わせ、GIFアニメーションとして仕上げてもらいます。このアニメーションでは、QRコードを含むフレームが連続的に表示され、視覚的に魅力的で印象に残るものになるようにします。


以上の3つのステップを踏まえてプロンプトを作成することで、AIにQRコードを組み込んだ魅力的なGIFアニメーションを生成してもらうことができmasu.

画像生成AIを使ったQRコード

QRコードのデザインに新たな風を吹き込む斬新な例として、画像生成AIを使ったものが注目を集めています。以下のツイートに添付された画像をご覧ください。

この画像に表示されているQRコードは、従来のQRコードとは大きく異なる独特の雰囲気を持っています。一見するとアート作品のようにも見えますが、実際にQRコードリーダーで読み取ることが可能です。

DALL-E3Stable diffusionといった画像生成AIの技術を活かすことで、QRコードのデザインに新たな表現の可能性が広がります。

このようなAIを活用したQRコードは、広告やプロモーションの分野で大きな注目を集めることでしょう。ユニークで目を引くデザインは、ユーザーの興味を喚起し、エンゲージメントの向上につながります。


まとめ

本記事では、ChatGPTを活用してQRコードを生成する方法について詳しく解説しました。このAIアシスタントを効果的に利用することで、ビジネスやプライベートにおけるコミュニケーションを円滑化し、情報共有の効率を大幅に向上させることができます。

ChatGPTを用いたQRコード生成は、デジタル時代の情報共有方法に革新をもたらす可能性を秘めています。視覚的に魅力的で印象に残るQRコードを簡単に作成できるようになったことで、その応用範囲は広がりを見せています。

この記事で紹介した手法を参考に、自分自身の目的やニーズに合ったQRコードを作成してみてください。ChatGPTの力を借りて、創造性あふれるQRコードを生み出し、情報共有の新たな地平を切り開いていきましょう。

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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