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NBAがAzureで革新するファン体験

この記事のポイント

  • この記事は、全米プロバスケットボール協会(NBA)がMicrosoftのクラウドプラットフォーム「Azure」を活用し、パーソナライズされたファン体験を提供する事例について紹介しています。
  • NBAは、ファン一人ひとりに合ったコンテンツを提供するために、AI機能を用いたDirect-to-Consumer(D2C)プラットフォームを展開しています。

監修者プロフィール

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

スポーツの世界において、ファン体験は益々広がりを見せています。全米プロバスケットボール協会(NBA)が、その最前線に立つべく、クラウドプラットフォーム「Azure」を駆使し、ファンへのこれまでにない革新的体験を提供している事例についてお伝えします。NBAは、AzureのAI機能を活用し、ファン一人ひとりに合わせたパーソナライズされたコンテンツを提供するDirect-to-Consumer(D2C)プラットフォームを展開。これにより、受動的な視聴から能動的な参加へと、ファンのNBA体験が変貌を遂げています。本記事では、NBAがどのようにしてファンとの新たな関わりを創出し、その効果をもたらしたかを、具体的な施策と共に解説します。

広告業界に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。広告業界では、自社効率性の向上、デジタル広告への活用事例が報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
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【導入事例概要】

NBAのロゴにバスケットボール選手のシルエット
NBAのロゴ

全米プロバスケットボール協会(NBA)は、Azure を使用してファンと選手のかかわりをより深めることを目的として、Direct-to-Consumer(D2C)プラットフォームを展開しました。これによって、ファンにカスタマイズされたコンテンツを提供しています。

【導入の背景】

NBAは、毎日発生するファンとの約100億回の対話を通じてファン体験を一層豊かにするために、テクノロジーを導入しています。ファンの関心を高め、より刺激的なコンテンツを提供するために、Azure AIの機能を活用して洞察力に富んだ指標を提供しています。

【元々の課題】

ファンはNBAとの関わり方が多様であり、ファン一人ひとりのニーズに合わせた最新のコンテンツ提供が求められていました。これまでは一方的なテレビ放送が中心でしたが、デジタルメディアの登場により双方向の関係へとシフトしています。

【解決策】

デジタル表示されたバスケットボールの戦略プラン
デジタル表示されたバスケットボールの戦略プラン

NBAはMicrosoftと提携し、Azure上に構築されたNBA-CourtOptixなどのプラットフォームを使用し、1秒間に25回撮影される選手とボールの動きから約150万の空間的座標を取得し、それらの膨大なデータを処理し、ファンが直接関わりを持てるパーソナライズされた体験を提供しようと考えました。

【効果】

AzureのクラウドおよびAIツールを用いることで、膨大なデータ処理を高速で行い、ファンにとって実用的なインサイトが提供できるようになりました。ファン一人ひとりの好みに基づいたコンテンツのカスタマイズが可能になり、ファンの体験を劇的に向上させることに成功しました。

【出典】

National Basketball Associationの事例、Microsoftより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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