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Azure Bastion Premiumローンチ:より安全なVMワークロードとプライベート接続の強化

この記事のポイント

  • Azure Bastion Premiumのローンチにより、公開IP非依存で安全なVMアクセスが可能になりました。
  • 監視機能が強化され、セッション内容の記録を通じてセキュリティイベントの原因究明が容易になります。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

安全な仮想マシンの運用とプライベート接続の強化を求める企業にとって、Microsoftが提供する「Azure Bastion Premium」は最適です。 このツールは、公開IPアドレスが不要でありながらセキュリティを飛躍的に向上させる解決策を提供します。

本記事では、Azure Bastion Premiumの特徴や、セキュリティ監視の利便性、直接攻撃リスクの低減など、その多岐にわたる機能を詳しくご紹介いたします。

セキュリティ対策、特に侵入防止と監視機能に関心のある方々にとって有益な情報が満載ですので、AzureでのVMワークロードの安全性向上にご興味のある皆様はぜひご一読ください。

Azure新セキュリティ層登場

2023年、Microsoft Azureは、セキュリティ機能をさらに強化した「Azure Bastion Premium」を発表しました。
この新たなサービス層は、仮想マシンワークロードの保護を目的としており、大切なデータを扱うシステムにおいて、侵入の可能性を減らすための様々な機能が提供されています。

特に注目されるのは、公開IPアドレスを使わないで済むプライベート接続機能です。これにより、インターネット上からの直接攻撃のリスクを抑えることができます。
さらに、セッションの内容を記録することで、後から何が行われたかを確認できるようになり、セキュリティ監視やコンプライアンスの面でも便利です。

ユーザーはAzureの管理画面から簡単にこの新機能を利用開始でき、より安全な仮想環境を構築することが可能となります。

Bastion Premiumで保護強化

Azure Bastion Premiumは、より進んだセキュリティ機能を備えたサービスです。
このサービスを利用することで、ユーザーはグラフィカルなセッション録画機能にアクセスでき、これにより、ネットワーク上で行われた操作をビジュアルで記録し、後から確認することが可能になります。

これは、セキュリティのインシデントが発生した際に、原因を突き止めやすくするための重要な機能です。

また、Azure Bastion Premiumでは、ネットワークポリシーが厳しい企業向けに、プライベートIPを通じた接続オプションも提供されているので、インターネット経由のリスクなしに仮想マシンへアクセスすることができます。

これらの機能により、Azure Bastion Premiumは企業のセキュリティ体制を大きく向上させることが期待されます。

公開IP不要のVM接続安全策

公開IPアドレスを持たない仮想マシンへの接続は、セキュリティ上のリスクを抑える重要な対策です。

これは「Private Only Azure Bastion」と呼ばれており、インターネットから隔離された、プライベートネットワーク内でのみ動作する仮想マシンへのアクセスを可能にします。
そのため、外部からの不正アクセスの可能性を大きく下げることができるのです。

ユーザーは、Azureのポータルを通じて簡単に設定を行い、安全性を高めた環境で仮想マシンを利用できるようになります。
このような安全策は、特にセキュリティを重視する企業や機関にとって、大きなメリットをもたらすでしょう。

出典:Azure

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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