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Stable Diffusion 3 APIが登場:新たな画像生成の地平を切り開く

この記事のポイント

  • Stable Diffusion 3 APIは性能と信頼性に優れ、Fireworks AIとの提携により提供されます。
  • 安全で責任あるAIの利用が重視され、様々な措置が講じられています。
  • Stability AIは今後もサービス拡張を図り、開発者や企業の創造性を支援する計画です。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

最先端の画像生成技術が新たな段階に入りました。Stability AIは、テキストから高品質な画像を生成するAIモデル「Stable Diffusion 3」およびその高速版「Stable Diffusion 3 Turbo」のAPIを、2023年4月17日に公開しました。

Fireworks AIとの提携により提供されるこのAPIは、性能だけでなく、安全性や責任あるAIの実践にも重点を置いており、個人や企業が創造性を発揮するための強力なツールです。

また、Stability AIは今後もモデルのウェイトを自己ホスティング可能にするなど、サービスの拡張を図っていく予定です。

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「Stable Diffusion3 API」が利用可能に

2023年4月17日、Stable Diffusion 3とその高速バージョンであるStable Diffusion 3 Turboが、Stability AI Developer Platform APIを通じて公開されました。
これにより、開発者や企業は、最先端のテキストから画像への生成システムを簡単に利用できるようになります。

このAPIは市場で最も高速かつ信頼性が高いとされるFireworks AIとの提携により提供されており、開発者や企業は、自分たちのプロジェクトにこれらのツールを組み込むことができます。

また、新しいMultimodal Diffusion Transformer(MMDiT)アーキテクチャを採用し、画像と言語の両方の表現の向上を実現しています。

Stability AIは、今後もモデルの改善を続け、Stability AIメンバーシップを通じてモデルのウェイトを自己ホスティングできるようにする計画です。
Stable Diffusion 3api

SD3 APIのパフォーマンスと信頼性

Stable Diffusion 3 APIの提供において、Stability AIはFireworks AIとの提携を強調しています。

Fireworks AIは、99.9%のサービス可用性を保証するエンタープライズグレードのAPIソリューションを提供することで知られており、これにより開発者や企業は、最も要求の厳しい生成AIワークロードに対しても信頼性の高いサービスを利用できるようになります。

Stable Diffusion 3とStable Diffusion 3 Turboは、この高性能プラットフォームを通じて提供され、ユーザーは自身のミッションクリティカルなオペレーションでこれらのツールを安心して使用できます。

この信頼性は、企業がAI技術を自身の製品やサービスに組み込む際の重要な要素となります。
direworks aiの可用性
Fireworks AIのパフォーマンス (参考:Fireworks AI)

安全性と責任あるAIの実践

Stability AIは、安全で責任あるAIの実践に重きを置いており、Stable Diffusion3の安全な使用を確保するために様々な措置を講じています。

これには、悪意のある利用を防ぐための対策や、モデルのトレーニングからデプロイメントまでの各段階での安全性の確保が含まれます。
Stability AIは研究者や専門家、コミュニティと協力しながら、モデルの改善に取り組んでおり、さらなるイノベーションを誠実に実現していくことを目指しています。

また、Stable Diffusion3は、個人や企業が創造性を発揮し、人類の潜在能力を活性化するための適応性のあるソリューションを提供することを目標にしています。

stablediffusion3の使用例2

出典:stablity AI

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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