製造業界のAIおよびDX導入事例をご紹介します。製造業界では、IoTを用いたシステム、ロボット化の技術、ビッグデータを用いた活用が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【概要】
Turing株式会社は、「We Overtake Tesla」をミッションに掲げ、「完全自動運転EV」の量産に挑むスタートアップです。
大規模言語モデル（LLM）を活用した自動運転技術を進化させるため、AWS LLM開発支援プログラムによる技術的メンタリングやリソース支援を受けています。
【導入の背景】
チューリングは完全自動運転の実現には、人間以上にこの世界を理解するAIが必要であると考えています。
そのため、LLMのように自然な文章生成や質問応答が可能なAIモデルを通じて、高いレベルで世界を認識・理解する技術の開発に力を入れています。
【元々の課題】
完全自動運転技術の実現には、複雑な道路状況や人間の振る舞いを正確に把握し、適切に対応できるAIの開発が不可欠です。
これまでの自動運転AIは限定された領域やシチュエーションでの運転には対応可能でしたが、人間のように幅広い状況を理解して判断する力には限界がありました。
【解決策】
チューリングは、AWSジャパンのLLM開発支援プログラムを活用することで、LLMを含むマルチモーダルモデルの開発を加速。
LLMは大量のテキストデータから学習し、人間の語り口に近い文章を生成する技術であり、チューリングはこの技術を完全自動運転AIの認識理解能力向上に寄与させています。
【効果】
AWSからの技術メンタリングと計算機リソースの支援を受けながらチューリングは、自動運転技術の開発を加速させています。
特に、LLMを活用することで、自動運転AIが多様な状況において高度な認識と理解を行い、安全かつスムーズな運転を実現するための基礎が築かれつつあります。
チューリングのEV車両
【出典】
PR TIMES
