この記事のポイント
- この記事は、NTTコミュニケーションズが働き方改革を実現するために「Microsoft 365 E5」などを導入した事例について述べています。
- 導入背景には、コロナ禍をきっかけとした変化への対応と、従業員の生産性と満足度向上の必要性があります。
- 解決策として、セキュリティも強化されたデジタルツールとデータの可視化・分析ツールを利用しました。
- その結果、リモートワークを含むハイブリッドワークが促進され、生産性が向上しました。
- また、従業員満足度調査では特に女性従業員の満足度が向上したとの報告があります。
監修者プロフィール
坂本将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
NTTコミュニケーションズ株式会社が、新しい働き方へのシフトを目標に、マイクロソフトの「Microsoft 365 E5」と独自のセキュリティ対策「セキュアドPC」を全社に導入しました。この記事では、リモートワークやハイブリッドワークを推進することで生産性を高め、従業員の満足度向上を果たすための具体的な取り組みとその効果について詳しく解説しています。コロナ禍によって急速に変化する労働環境への適応として、早期にリモートワークを導入した経験を活かし、効果的なデジタルツールの活用によってどのように働き方改革が実現されたのかを探ります。
ビジネス全般に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。日本では、ChatGPTの登場から生成AIを用いたシステム、Azureなどのセキュリティを高めた生成AI活用が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例概要】
NTTコミュニケーションズ株式会社
NTTコミュニケーションズ株式会社は、働き方改革を推進し、全社的に「Microsoft 365 E5」と独自のセキュリティ対策「セキュアドPC」を導入。リモートワークやハイブリッドワークを実現することで、生産性の向上と従業員満足度の向上を果たしました。
【導入の背景】
コロナ禍の緊急事態によって、NTTコミュニケーションズはいちはやくリモートワーク対応を実施しました。その経験を生かし、働き方の変革が必要とされる中で、より柔軟な働き方の実現を目指しました。
NTTコミュニケーションズWithコロナ対策
【元々の課題】
リモートワーク導入前、生産性の向上や従業員満足度の維持が課題となっており、特にコロナ禍による急激な環境変化に対する適切な対応が求められていました。
【解決策】
マイクロソフトの「Microsoft 365 E5」を導入し、機能とセキュリティ対策を強化。さらにデータの可視化と分析のために「Microsoft Power BI」や「Microsoft Viva Insights」を導入して、データを活用した行動改善や経営判断をサポートしました。
Microsoft 365 E5の導入
【効果】
デジタルツールの導入により、リモートワークを含むハイブリッドワークが促進され、大幅に生産性が向上しました。また、従業員満足度調査では、女性従業員の満足度が男性を上回るといった前向きな結果が出たと報告されています。
Power BIの導入効果