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IPLANDがAzure AutoML駆動画像認識で小売分析を革命化

ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
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IPLANDがAzure AutoML駆動画像認識で小売分析を革命化の紹介画像

IPLAND社は、店頭販売促進のため、Microsoft AzureのAutoMLを用いた画像認識サービスを提供しており、小売業界の分析および展示方法の最適化に変革をもたらしています。

【導入の背景】

小売店の通路で競争している複数のブランド間で、製品の陳列方法が顧客の購買行動に大きく影響します。IPLANDは、商品の店頭での存在感を分析し最適化するための画像認識技術を用いている企業であり、急速に顧客基盤が拡大した結果、よりスケーラブルな解決策が必要となりました。

【元々の課題】

IPLANDの初期の画像認識サービスのインフラストラクチャは需要増に対応しきれず、迅速な認識が求められる小売環境下での生産性と売上目標への影響が課題となっていました。また、不十分なレイテンシーと、認識率の低さ、煩雑な管理インターフェースが問題でした。

【解決策】

スケールと速度の最適化を目指し、IPLANDはクラウドオペレーションを拡大し、大量データセットを迅速に処理できる機械学習プラットフォームを求め、Azure自動機械学習(AutoML)に移行を決定しました。この新しいソリューションは、維持管理が少なく、モデルのテストとトレーニングの管理を向上させます。

【効果】

新しいIRサービスのテストでは95%を超える認識精度が得られました。「現場のIRは、画像あたり8秒という平均認識速度を達成し、どの写真の処理時間も10秒を超えないようになり、目標の15秒を33%短縮しました」とKoba副社長は述べています。これにより、必要な数だけ並列で認識を実行することが可能となりました。

【出典】

IPLANDの事例、Microsoftより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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