ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例の概要】
Sansan株式会社は、営業支援ツール「Sansan Labs」にChatGPTの機能を追加し、営業効率向上を実現しました。
この機能により、業界動向を5分で理解できるサマリーや、経営方針や課題に基づく企業検索が可能となります。
【導入の背景】
SansanはDXを推進するサービスを展開しており、営業活動での効率化が求められていました。
特に、大量の情報から関連性の高いデータを抽出する過程で多くの時間が費やされていたため、効率的な解決策が必要でした。
【元々の課題】
営業担当者がターゲットとする業界に関する最新情報を集めたり、適切な経営方針・経営課題を持つ企業をリストアップする際に、従来の手法では膨大な時間と手間がかかっていました。
【解決策】
Sansanは「5分で読める業界動向」と「AI企業検索 -経営方針・経営課題-」という2つのGPT機能をSansan Labsに実装しました。
これらは、GPTを用いて大量のデータから必要な情報を抽出・分析し、営業担当者へ提供するものです。
【効果】
新しいGPT機能の導入により、営業担当者は業界動向や企業の経営方針・経営課題に関する情報を迅速に入手することが可能となり、営業の準備時間を大幅に短縮できるようになりました。
GPTによる自動分析は人手では難しかった膨大な情報処理を可能にし、ピンポイントな企業の抽出を実現。これにより営業活動の生産性が大きく向上しました。
Sansanは今後も先進テクノロジーを活用し、ユーザー企業の営業DX推進を支援していく方針です。AIを活用した新機能の拡充により、営業活動の更なる効率化とビジネスの成長を後押ししていきます。
【出典】
Sansan