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ChatGPTのバージョン確認方法をわかりやすく解説!

この記事のポイント

  • この記事はChatGPTのバージョンごとの特徴と確認方法について解説しています。
  • 無料版のChatGPT3.5と有料版ChatGPT4の機能の違いやメリットについて詳しく説明されています。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

ChatGPTの進化には目を見張るものがあり、その中でもバージョンの違いは特に知っておくべきポイントです。しかし、多くのユーザーはバージョンごとの違いや最新バージョンの確認方法を把握していないことが少なくありません。

本記事では、ChatGPTの各バージョンの特徴と確認方法についてわかりやすく解説していきます。無料版のChatGPT3.5と有料版のChatGPT4の機能の違いやメリットにも触れながら、どのバージョンを利用すればより良い結果が得られるかを考察します。

最新の技術を駆使し、AIの可能性を広げるためにも、正しいバージョン確認方法を知り、適切なバージョンを選択することの重要性を明らかにしていきます。

最新モデル、OpenAI o1(o1-preview)について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください⬇️
OpenAI o1(ChatGPT o1)とは?その特徴や使い方、料金体系を徹底解説!

ChatGPTのバージョン(モデル)の種類

現在OpenAI社が提供するChatGPTには「GPT-3.5」と、最新バージョンの「GPT-4」が存在し、GPT-4では、回答の論理性や一貫性が向上しています。特に長文の生成能力が強化されていて、GPT-3.5と比べて説得力のある文章を作ることができるようになりました。

このようにChatGPTのバージョンを確認することで、新機能をいち早く活用でき、能力の違いを実感することができます。

「ChatGPT-5」発表の可能性

OpenAI社のCEOであるSam Altman氏が、2023年3月18日にYouTubeで公開されたポッドキャストで興味深い発言をしました。

正式な発表はまだありませんが、Altman氏は「今年、素晴らしい新モデルが発売される予定です」と述べています。(ただし、その新モデルが「ChatGPT-5」と呼ばれるかどうかは不明だと付け加えています。)

https://youtu.be/jvqFAi7vkBc?si=D-saoTjwpAEhtPoP

この発言から、OpenAIが現在開発中の新しいChatGPTモデルに大きな期待が寄せられています。新モデルがどのような機能を持ち、どの程度の性能向上が図られるのか、詳細が明らかになるのを心待ちにしているところです。

AIアシスタントの分野で常にイノベーションを起こしてきたOpenAIが、今年どのような革新的な技術を披露してくれるのか、大いに注目が集まっています。新しいChatGPTの登場が、AIとの対話や情報検索の在り方にどのような変化をもたらすのか、その詳細が明らかになる日が待ち遠しいですね。


ChatGPTのバージョン確認方法

現在利用しているChatGPTのバージョン確認の方法は以下の通りです。

  1. ChatGPTにアクセス

ChatGPTの登録がお済みでない方はこちらの記事を参考にしてください。
【関連記事】
➡️ChatGPTの始め方・ログイン方法をわかりやすく解説!

バージョン確認方法1.左上のマークを確認する

バージョン確認1

バーション確認方法2
バージョン確認方法1

バージョン確認方法2. ChatGPTに直接確認する

以下の様なプロンプトを作成して直接訪ねることであなたのChatGPTのバージョンを確認できます。

あなたのバージョンはいくつですか

あなたのバージョンは
バージョン確認方法2


GPT-3.5とGPT-4の比較

このセクションでは、GPT-4のリリースに伴い、以前のバージョンとの違いを簡単に明確にしていきます。

モデルの賢さ

OpenAIが公開した研究報告によると、ChatGPTのバージョンアップによって、モデルの知的能力が大幅に向上したことが明らかになりました。司法試験を例にとると、ChatGPT 3.5は下位10%の成績で合格ラインに達したのに対し、ChatGPT-4では上位10%の成績を収めたとのことです。

gpt-4の賢さ
参考:OpenAI

この結果は、ChatGPT-4の知的能力が飛躍的に向上したことを示しています。特に、法律のような複雑な分野や高度な専門知識が要求される場面において、ChatGPT-4は卓越したパフォーマンスを発揮するようになりました。


扱えるテキストの長さ

ChatGPTのバージョンによって、利用できるテキストの長さに違いがあります。以下の表は、各バージョンの特徴をまとめたものです。

特徴 ChatGPT3 ChatGPT4
扱えるテキストの長さ 4,097トークン 32,768トークン
入力文字数の上限 約16,000文字 約100,000文字
出力文字数の上限 約4,000文字 約8,192文字

ChatGPT3.5と比較して、ChatGPT4では入出力共にその上限が大幅に拡大されており、より詳細な情報を含む文章の生成が可能になります。

有料版のChatGPT4を利用すると、これらの拡張された制限の恩恵を受けることができます。長い文章の入力や生成が必要な場合、ChatGPT-4を選択することで、より柔軟かつ詳細なテキスト処理が可能になるでしょう。

【関連記事】
➡️ChatGPTの文字数制限は?回避方法やモデル別の上限について解説


マルチモーダル機能

有料版のChatGPT-4は[マルチモーダル機能]が備わっており、テキストだけではなく、画像や音声などのデータ処理にも対応しています。

たとえば、下のイメージのように、提供された画像を分析し、それに基づいた回答を出力する能力を持っています。
画像解析GPT
画像解析をしてくれるChatGPT4


さらに、ChatGPTのスマートフォンアプリ版には音声入力と会話機能が搭載されており、ユーザーは実際の音声を使用して対話を行うことができます。

【関連記事】
➡️ChatGPTの音声入力・音声会話機能が便利!設定方法や使い方を解説


出力内容の安全性

ChatGPT-4は、人間のフィードバックに基づく強化学習手法であるRLHF(Reinforcement Learning from Human Feedback)を用いた改良を施しています。この手法は、人の指導を通じてモデルの学習を促進するものです。

加えて、ChatGPT-4.0には新たなルールベースの判別器が組み込まれており、これが安全な回答の生成に寄与しています。OpenAIの「GPT-4 Technical Report」によれば、ChatGPT-3.5と比較して、ChatGPT-4は有害な回答を生成する確率が大幅に低く、その数値は3.5で6.48%に対して4.0では0.73%です。

このデータから、ChatGPT-4.0の安全性が顕著に向上していることが伺えます。

倫理的なGPT
倫理的なGPT

ChatGPT-4は、爆弾の製造方法や依存症の引き起こし方など、倫理的に問題のあるトピックに対して回答を提供しないように設計されています。このバージョンでは、そのような不適切な内容に関する安全性が大幅に強化されています。


画像生成機能

ChatGPT3.5は画像生成機能が含まれていませんが、ChatGPT4では画像生成が可能です。

有料版のChatGPT Plusには画像生成AIのDALLE-3の機能が含まれています。DALLE-3は、OpenAI社が2023年9月にリリースした画像生成ツールです。

【関連記事】
➡️【画像生成AI】DALL-E3とは?その魅力や使い方を徹底解説

絵を描いてくれるGPT
絵を描いてくれるGPT


料金

ChatGPT3.5は無料で使えますが、有料版のChatGPT Plusは、サブスクリプションサービスとなっており、web利用の場合は月額20ドル (約3026円[^1])になり, ChatGPT Plusはスマホでも使用でき、スマホアプリの場合も同様に月額20ドルです。

ChatGPT Plusへのブラウザ版とアプリ版ではアップグレードの方法にいくつかの違いがあります。ChatGPT Plusの料金設定や支払い方法に関しては以下の記事をご参照ください。

【関連記事】
➡️ChatGPT4の料金は?支払い方法やGPT-4を無料で利用する方法も紹介


プラグイン

ChatGPT3.5ではプラグインの機能は使えませんが、ChatGPT4はプラグイン機能を利用できます。

ChatGPTプラグインは、ChatGPTの能力さらに引き出し、特定のタスクやニーズに対応するための追加機能です。プラグインを利用することで、外部サービスと連携して、ChatGPTを拡張できます。


Advanced data Analysis(旧:Code Interpreter)

Advanced Data Analysis(旧称Code Interpreter)はChatGPT-4に統合された機能です。Excelファイルの処理やChatGPT内でのプログラム実行が可能になり、実行結果をチャット内で直接得ることができます。


Advanced Data Analysisについての詳細はこちらの記事をご参照ください。

【関連記事】
➡️Advanced Data Analysis(Code Interpreter)とは?その機能や活用例を解説


利用制限

2024年4月現在、ChartGPT3.5では、制限はありませんが、ChatGPT4では3時間当たり40回という制限があります。

2023年7月19日にはOpenAIはGPT-4 で送信できるメッセージの数を2 倍に、そして新規メッセージの制限は 3 時間ごとに 40 件にすることを発表しました。

Higher message limits for GPT-4 (July 19, 2023)

We're doubling the number of messages ChatGPT Plus customers can send with GPT-4. Rolling out over the next week, the new message limit will be 40 every 3 hours. 出典:プライバシーポリシー

【関連記事】
➡️ChatGPTの回数制限とは?時間あたりの使用上限や対処法について解説


まとめ

この記事では、ChatGPTのバージョン確認の方法とChatGPT3.5(無料版)とChatGPT4(有料版)の主な違いについて解説していきました。

有料版の月額20ドルは決して安い金額ではありませんが、安全性や、精度の高さ、機能の拡張を考えると高いコストパフォーマンスを発揮しているのではないでしょうか。
扱える文字数や、追加機能の優秀さといった点を考えると、頻繁にChatGPTを使う人にとったら有料版切り替えるのも作業効率を高めるためにもお勧めです。

今回の記事が、有料版ChatGPTにアップグレードするか迷っている人や、無料版と有料版の機能の違いがよくわからない人へのサポートになれば幸いです。

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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