2025-04-15

【2025年最新】生成AIおすすめサービスは？活用事例・選び方まで実際に使った専門家が徹底解説

この記事のポイント

AIサービスは目的や機能に応じて分類され、特定のニーズに最適なものを選ぶことが重要。
AIチャット系、AI検索サービス、スライド作成AI、コード生成AI、AIエージェントの5つのカテゴリに分けられる。
各カテゴリの代表的なサービスを比較し、特徴やユースケースを紹介。
AIサービスは多様な機能を持ち、特定の目的に応じて選ぶことが重要。

監修者プロフィール

坂本将磨

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Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域：自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

AIの活用が日常業務から専門業務まで広がる中、目的別に最適なAIサービスを選ぶことが成果につながる重要なポイントです。

この記事では、以下の5カテゴリに分類し、それぞれの中で注目すべきサービスを紹介します。

AIのおすすめサービスとは？

AIサービスの5つのカテゴリとは？

AIサービスの料金は？

カテゴリ別 AIサービス16選比較表（完全版）

Microsoft 365 Copilot

Perplexity AI（パープレキシティ）

GitHub Copilot（Microsoft）

Copilot Studio（Microsoft）

Manus（by Monica）

Cline（クライン）

まとめ

AIのおすすめサービスとは？

AIの活用が日常業務から専門業務まで広がる中、目的別に最適なAIサービスを選ぶことが成果につながる重要なポイントです。
この記事では、以下の5カテゴリに分類し、それぞれの中で注目すべきサービスを紹介します。

それぞれのAIは「できること」が異なります。たとえば、自然な会話が得意なChatGPTと、特定タスクを代行できるDevinやCopilot Studioは全く異なる性質を持っています。

AIサービスの5つのカテゴリとは？

5つのカテゴリ別サービス

AIサービスは色々な種類があり、目的や機能に応じて分類することができます。以下は、AIサービスを5つのカテゴリに分けたものです。

カテゴリ名	説明	主な目的	該当サービス例
チャット系AI	自然な会話を通じて質問に答えたり、アイデアを出したりする汎用型AI。	情報収集・要約・アイデア出し	ChatGPT、Claude、Gemini、M365 Copilot
AI検索サービス	通常の検索エンジンよりも文脈を理解し、引用付きで信頼性ある情報を返すAI。	リサーチ・調査	Perplexity、Genspark
スライド作成AI	テキストからプレゼン資料を自動生成し、構成やデザインまで自動化。	資料作成・プレゼン支援	Canva AI、Gamma
コード生成AI（特化型）	開発者向けに、コードの生成・補完・修正・レビューなどを支援するAI。	プログラミング支援	GitHub Copilot、Cursor、Devinなど
AIエージェント（特化型）	タスクを認識・分解・実行する「自律型AI」。業務フローや開発を自動で進めるアシスタント。	自動実行・業務代行	Copilot Studio、Manus、Cline

このように、AIサービスは多様な機能を持ち、特定の目的に応じて選ぶことが重要です。以下では、各カテゴリの代表的なサービスを詳しく紹介します。

AIサービスの料金は？

基本的にはどのサービスも無料でまずは利用できます。
使ってみる中でご自身に合うもの、もっと使いたいものがあれば、月額課金や従量課金での利用が可能です。

料金はサービスによって異なりますが、以下のような傾向があります。

月額課金：多くのサービスが月額課金制を採用しており、数千円から数万円程度。
従量課金：使用量に応じて課金されるモデルもあり、特にAPI利用時に多い。
無料プラン：多くのサービスが無料プランを提供しており、基本的な機能を試すことが可能。
企業向けプラン：大規模な導入やカスタマイズが必要な場合、企業向けの特別プランが用意されていることもあります。
トライアル期間：多くのサービスが一定期間の無料トライアルを提供しており、実際に使ってみてから判断できる。
教育機関向け割引：学生や教育機関向けに特別な割引がある場合もあります。

気になるサービスがあれば、公式サイトのリンクも貼ってるのでぜひ確認してみてください。

カテゴリ別 AIサービス16選比較表（完全版）

まずは、各カテゴリのAIサービスを比較した表を見てみましょう。

1. チャット系AI

サービス名	特徴	主要モデル	強み
ChatGPT	マルチモーダル対応	GPT-4o、o1、o3mini	高速・高精度な応答
Claude	Google連携・安全設計	Claude Sonne	検索能力と業務支援力
Google Gemini	マルチモーダル＋検索対応	Gemini 2.5	Googleとの統合力
M365 Copilot	Microsoft製品と連携	裏のモデルはGPT	Excel/Word自動化に最適化

ChatGPT：公式ページ
Claude：公式ページ
Google Gemini：公式ページ
Microsoft 365 Copilot：公式ページ

2. AI検索サービス

サービス名	主な強み	引用元付き	特筆機能	評価額（参考）
Perplexity	高速・高信頼なAI検索	あり	Pages機能（AIレポート）	約90億ドル
Genspark	意図ベースのエージェント検索	あり	Sparkpage生成	約5.3億ドル

Perplexity AI：公式ページ
Genspark：公式ページ

3. スライド作成AI

サービス名	強み	自動化レベル	主な用途
Canva AI	豊富なテンプレ・画像生成	中〜高	ビジネス資料、SNS投稿など
Gamma	テキストから即座に構成化	高	ピッチ資料、講義スライド

Canva AI：公式ページ
Gamma：公式ページ

4. コード生成AI（特化型）

サービス名	補完性能	自律性	開発者支援度	主な機能
GitHub Copilot	◎	△	◎	コメントからコード、Agent対応
Cursor	◎	△	◎	IDE内アシスタント
Windsurf	○	○	○	要件→プロジェクト構成
Bolt	○	○	○	UI設計→コード変換
Devin	○	◎	△	自律的にソフトウェア開発を実施

GitHub Copilot：公式ページ
Cursor：公式ページ
Windsurf：公式ページ
Bolt：公式ページ
Devin：公式ページ

5. AIエージェント（特化型）

サービス名	自律性	開発レベル	主な用途
Copilot Studio	中	ノーコード	業務代行、社内自動化
Manus	高	低〜中	タスク処理、AIによる日常代行
Cline	中〜高	中〜高	開発現場のコードレビューや補完

Cline：公式ページ
Manus：公式ページ
Copilot Studio：公式ページ

主要AIチャットサービスとは？

AIチャットサービスは、自然言語による質問や指示に応じて、文章を生成・翻訳・要約するなどの高度な処理を行うツールです。現在、以下の4つが特に注目を集めており、それぞれ独自の強みを持っています。

チャットサービスのイメージ

それぞれのサービスの詳細はリンクをクリックしてご覧ください。

ChatGPT（OpenAI）

OpenAIが提供するChatGPTは、生成AIブームの火付け役とも言える存在です。2025年現在では、最新モデル「GPT-4o」が搭載され、テキストだけでなく画像や音声も扱えるマルチモーダルAIとして進化しています。

主な特徴
- 写真をアニメ風に変換できる画像生成機能
- チャット履歴を学習し、文脈を保った回答が可能
- GPTs（カスタムAIアプリ）作成が可能
最近のアップデート
- GPT-4oの公開（2025年4月）：処理速度が高速化され、より自然な会話が可能に
- 利用制限：アクセス集中により、一時的な利用制限も実施されるなど高い需要を誇る

Claude（Anthropic）

Claudeは、AI倫理に注力するAnthropic社によって開発され、安全性と信頼性に定評があります。Claude 3では、Web調査能力やGoogle Workspaceとの連携など、業務に直結する機能が強化されました。

主な特徴
- 引用付きの情報検索が可能な「Research機能」
- GmailやGoogleドキュメントと連携してアクション抽出
- 音声モード（開発中）：複数の声質（Airy/Mellow/Buttery）でAIと会話
ユースケース
- 会議メモの要約やドキュメント整理に活用される事例が増加

Google Gemini

GoogleのGeminiは、検索エンジンでの自然な対話検索に強みを持ちつつ、開発者向け機能にも対応したハイブリッドなAIです。

主な特徴
- 画像やコードも扱えるマルチモーダル対応
- Gemini 2.5では精度とスピードが大幅向上
- 高度な推論とコーディング支援が可能に
最近のアップデート
- コード補完・画像分析機能が強化され、特に開発者から高評価を獲得

Microsoft 365 Copilot

Microsoft製品に統合されたCopilotは、日常業務の生産性を飛躍的に高めるAIとして注目されています。特に、Word、Excel、Outlookなどの既存ツールとのシームレスな連携が大きな特徴です。

主な特徴
- 自動で議事録を作成
- メール内容から予定を自動登録
- スライドや文書を自動生成
- ブラウジング・視覚解析などの新機能も追加
ユースケース
- 社内業務の効率化、資料作成支援、Web操作の自動化

AI検索サービスとは？

AI検索サービスは、従来のキーワード検索とは異なり、文脈を理解した自然言語での質問に対して、即座に高精度な回答を返す次世代型検索体験を提供します。特に以下の2つのサービスは、それぞれ独自のアプローチで検索体験を革新しています。

サービス名	主な強み	引用元付き	独自機能	最新評価額（2025年）
Perplexity AI	高速・高精度な調査回答	あり	Pages（AIレポート）	約90億ドル
Genspark	意図理解に強いAIマルチエージェント型検索	あり	Sparkpage（要約記事生成）	約5.3億ドル

Perplexity AI（パープレキシティ）

Perplexity AIは「AI版Google」とも呼ばれ、調べものやリサーチに特化したAI検索エンジンです。検索結果は引用元付きで表示されるため、情報の信頼性が高く、特にビジネスパーソンや研究者から支持されています。

主な特徴
- 自然言語での質問に対して即座に要点をまとめて回答
- 回答には参照元URLを明示、ファクトチェックに強い
- PDFの読み取りや資料の要約機能も備える（Proプラン）
最新情報（2025年4月時点）
- 年間売上：8,000万ドル超
- 評価額：90億ドル
- 月間アクセスの約60%がモバイルユーザーとされ、UI/UXの最適化が進行中
- 開発中の「Pages」機能により、AIが調査レポートを自動生成
ユースケース
- 市場調査、競合分析、論文リサーチ、社内FAQの自動回答　など

Genspark（ジェンスパーク）

Gensparkはマルチエージェント型のAI検索エンジンとして急成長しており、広告やSEOに左右されない "意図ベース"の検索体験を追求しています。

主な特徴
- マルチエージェント技術により、複数のAIが並行して回答候補を生成
- 「Sparkpage」機能：ユーザーの検索意図をもとに、AIが記事形式で結果を整理
- 自然言語での会話検索、再質問にも文脈を保持して対応
最新情報
- 2025年4月時点で1億ドルを調達
- 評価額は5億3,000万ドルに到達
- UIの直感性が高く、非エンジニアでも利用しやすい設計
ユースケース
- 広告の影響を受けない情報探索、AIによる調査報告、ビジネス用途の迅速な下調べ

【関連記事】
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スライド作成AIとは？

スライド作成AIイメージ

スライド作成AIは、テキストや画像をもとにプレゼンテーション資料を自動生成するツールです。特に、ビジネスシーンや教育現場での資料作成を効率化するために活用されています。以下の2つのサービスが特に注目されています。

Canva AI

Canva AIは、デザインツールCanvaに搭載されたAI機能で、豊富なテンプレートと画像生成機能を活用して、簡単にプロフェッショナルなスライドを作成できます。

主な特徴
- テキストを入力するだけで、スライドの構成やデザインを自動生成
- 画像生成機能により、オリジナルのビジュアルコンテンツも作成可能
- チームでの共同編集機能も充実
ユースケース
- ビジネスプレゼンテーション、教育資料、SNS投稿用のビジュアルコンテンツ
- マーケティング資料の作成
- 社内報告書や議事録のビジュアル化
- 教育機関での講義資料作成
- イベントやセミナーのプロモーション資料

Gamma

Gammaは、テキストから即座にスライドを構成化するAIツールで、特にピッチ資料や講義スライドの作成に強みを持っています。

主な特徴
- テキストを入力するだけで、スライドの構成やデザインを自動生成
- スライドの内容を自動的に要約し、視覚的に整理
- チームでの共同編集機能も充実

コード生成AIとは？

コード生成AIイメージ

コード生成AIは、開発者の作業を補助するAIで、自然言語の指示からコードを自動生成したり、エラーの修正や最適化提案まで行うツールです。2024年以降、GitHub Copilotの登場以降急速に進化し、複数のAIツールが登場しています。

ここでは、現在注目されている以下の6サービスを紹介します。

サービス名	補完性能	自律性	チーム開発向き	備考
GitHub Copilot	◎	△	◎	一般的な開発者に最も普及
Cursor	◎	△	○	設計支援に優れるAI IDE
Windsurf	○	○	○	要件から全体構成を提案
Bolt	○	○	○	UX設計やプロトタイピングに強み
Devin	○	◎	△	自律型エージェントとして実験中

GitHub Copilot（Microsoft）

GitHub Copilotは、Visual Studio Codeなどに統合できる最も普及しているAIペアプログラマーです。

主な特徴
- 数行のコメントからコードブロックを提案
- 自然言語プロンプトでコード生成（例：「ログイン機能を作成」）
- テストコード生成、補完、リファクタリング支援にも対応
最新アップデート
- 「Copilot Agentモード」搭載（2025年）：複数ファイルを横断し、タスク単位でコード操作が可能に
- エラー箇所の提案や修正の自動適用機能も強化
向いている用途
- Webアプリ開発、API実装、既存コードのレビュー・補完

Cursor（カーサー）

Cursorは、VS Code互換のIDEに独自AIエンジンを搭載した開発環境です。「何をすべきか教えてくれるAI IDE」 として支持を集めています。

主な特徴
- 1行ずつ「次に書くべきコード」を提案
- AIによるリアルタイムの設計アシスタント機能
- Gitリポジトリやファイル構成を認識し、変更提案を出力
おすすめの開発者層
- 設計から一貫して支援してほしい個人開発者、少人数チーム

Windsurf（ウィンドサーフ）

Windsurfは、AIエージェントとのコラボレーションによって、プロジェクト生成・開発フローの設計を支援する次世代ツールです。

主な特徴
- 自然言語で「こんなアプリを作りたい」と言えば、構成から提案
- 複数ファイルの同時生成、UIも自動構成
- バックエンド・フロントエンドのテンプレートを統合生成可能
向いているケース
- スタートアップ初期開発、PoC開発などの迅速立ち上げ

Bolt（ボルト）

Boltは、プロダクト開発向けに最適化された生成＋反復型AI開発ツールです。

特徴
- UX設計図やFigmaデザインからコードを生成
- 要件や概念レベルからアプリの初期構造を生成
- 開発途中での設計変更にも柔軟に対応
活用例
- プロトタイピングの短期作成、クライアントとの要件すり合わせ

Devin（デヴィン）

Devinは、世界初の「自律型ソフトウェア開発エージェント」を名乗るAIです。従来の補助ツールと異なり、指示を与えるだけでプロジェクト単位で完遂する能力を目指しています。

主な特徴
- タスクごとにコード生成・実行・検証を自律的に行う
- CLI操作・バグ修正・ファイル生成をAI単体で完結可能
- 研究開発段階ながら、将来の開発パートナー像を示唆
ユースケース（将来）
- ユーザーは「要件の提示」のみで、アプリが完成する時代の先駆け

AIエージェントとは？

AIエージェントイメージ

AIエージェントは、特定の目的に応じて行動する自律型のAIアシスタントです。従来のチャットボットや検索AIと異なり、一連のタスクを自分で判断し、完了まで実行できる点が大きな特長です。ここでは、注目の3つのAIエージェント系サービスをご紹介します。

サービス名	自律性	対象	開発レベル	主な用途
Copilot Studio	中	企業向け	ノーコード	社内自動化、業務フロー支援
Manus	高	一般〜法人	低〜中	タスク実行、AI代行、研究補助
Cline	中〜高	開発者	中〜高	コードレビュー、テスト生成

Copilot Studio（Microsoft）

Microsoftが提供するCopilot Studioは、Copilotの機能をカスタマイズ・拡張し、業務ごとのAIエージェントを自社で構築・運用できるツールです。

主な特徴
- Power Platformと統合し、ノーコードで業務用AIエージェントを作成
- チャット形式での自動対応、RPA的な業務処理にも対応
- 外部データソース（SharePoint、Dataverse、Teamsなど）と連携可能
ユースケース
- 社内ヘルプデスクの自動応答
- お問い合わせ業務のAI代行
- 業務プロセスの自動化
備考
- セキュリティ・ガバナンスはMicrosoft標準に準拠しており、エンタープライズ導入にも最適

Manus（by Monica）

中国発のスタートアップ「Monica」が開発した自律型AIエージェントがManusです。タスクの分割・実行・報告までを1つのエージェントが自律的に行える点で注目を集めています。

主な特徴
- マルチステップの指示にも柔軟に対応
- モバイルアプリ提供、個人向けにも展開
- ベータ版として先行ユーザーに開放中
ユースケース
- プロジェクトの進行管理やToDo実行支援
- AIによるリサーチ、ファイル作成の補助
備考
- ChatGPTのAuto-GPTやAgentGPTの後継的立ち位置で設計

Cline（クライン）

Clineは開発者向けのAIコーディングエージェントとして設計されたツールで、コードレビュー、テスト生成、デバッグなどの工程を一括して支援します。

主な特徴
- Pull Requestに対するレビューを自動生成
- ユニットテストを要件ベースで自動作成
- 他のAIツールと連携し、エージェント間協調が可能
ユースケース
- GitHub上でのコーディング支援
- チーム内レビュー工数の削減
- CI/CDフローへのAI統合
備考
- エンジニアチームの生産性向上に特化した構成