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ChatGPT Canvasとは?主要機能や使い方、料金体系わかりやすく解説!

この記事のポイント

  • AIとのリアルタイム共同編集を可能にする新機能
  • 文章・コードの部分編集、AIフィードバック、バージョン管理機能を完備
  • 提案書作成、マーケティング、ソフトウェア開発など多様な活用シーンを解説
  • 競合ツールと比較し、複雑なタスクや共同編集に強みを持つ点を説明
  • 安全性とプライバシーに配慮したデータ保護と透明性の確保について詳述

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

AIとの効果的な共同作業を実現する新機能「Canvas(ChatGPT-4o with Canvas)」が注目を集めています。
この機能は、従来のChatGPTとは一線を画し、文章やコードの一部分のみのリアルタイム編集を可能にし、AIによるレビューや改善案の取り込みをスムーズに行えます。

本記事では、新機能「Canvas」によってどのようなメリットが得られるか、具体的な使用方法から活用例、競合比較、安全性やプライバシーへの配慮まで幅広く解説しています。
ライティングやコーディング作業を一段と効率化し、生産性を向上させる「Canvas」の機能と活用方について、詳しくご紹介します。

ChatGPT Canvasとは

「Canvas」は、2024年10月3日にリリースされたChatGPTの最新機能です。この機能では、対話中にリアルタイムで文章やコードを直接編集が可能です。さらに、必要に応じてAIに改善案やコードレビューを求めることもできます。

その便利さから、X上でも注目が集まっていることが伺えますね。

従来のChatGPTでは、生成されたコンテンツの一部分だけを修正しようとすると、全体が書き換えられてしまう事に悩まされていた方も多いのではないでしょうか💭
Canvasは、より柔軟な編集を可能にするため、この課題を解決することができます🙌

ChatGPT「Canvas」とは
出典:OpenAI

ChatGPTのモデルの使い分け方法

ここでは、ChatGPTの6つのモデルについて、それぞれの特徴と適した使用シーンをまとめました。
ご自身の目的や状況に応じて、最適なモデルを選択するお助けになれば幸いです🙌

モデル名 特徴・用途 使用シーン
GPT-4o 提案書やメールの作成、議事録の要約
簡単なデータ分析やグラフ作成に最適
汎用的に利用可能
提案書作成、議事録の要点抽出、軽い分析作業。
GPT-4o mini 定型文作成や顧客連絡、情報のクイック検索に向いた軽量モデル
素早い応答が必要な場面で活躍
顧客への簡単な連絡、クイック検索、定型文生成。
GPT-4o with Canvas💡 リアルタイム編集と修正に便利
記事執筆やSNS文章生成、コードのデバッグに適した特化型モデル。
記事の執筆、SNS投稿、プログラムのデバッグ。
o1-preview トレンド予測や複雑な市場分析、プロジェクト管理やスケジュール管理などの重いタスク向け。 市場分析、トレンド予測、数学・化学の問題処理。
o1-mini プログラミングタスクや軽めの推論作業に特化。コーディングや簡単な推論作業で性能を発揮。 コーディング、簡易的な推論作業。
GPT-4 レガシーモデルであるため、通常は使用しない。 使用推奨特になし。

ChatGPT Canvasの主要機能

Canvasが提供する主要な機能について、それぞれの特徴と具体的な使用方法を解説します。
リアルタイム編集、フィードバック機能、ショートカットなど、生産性を向上させる機能群を詳しく紹介していきます。

リアルタイム編集機能

直接編集
「Canvas」の最大の強みは、文章やコードをChatGPTと共同でリアルタイムに編集できる点です。ユーザーはテキストやコードを即座に修正したり、追加することが可能です。

今回は、ブログの草案について、追加説明を加えてみました🥕

https://youtu.be/E15Y-C8Fngk


特定のトリガーワードに応じて自動的に起動
また、特定のトリガーワードに応じて自動的に起動する点も特徴的です。

「Canvas」機能の使用は、ユーザーからのリクエスト内容によって決まります。この機能は主に、文章の編集や推敲、複雑なプロジェクトの作成や改善が必要な場合に使われます。一方、単純な質問や情報提供を求める場合には使用されません。

「Canvas」が使われる可能性が高いケース 「Canvas」が使われない可能性が高いケース
文章作成や推敲の依頼 簡単な質問や情報提供の依頼
例:
- コーヒーの歴史についてブログ記事を書いてほしい
- この文章を短くしてほしい
- もっと専門的な文体に直してほしい
例:
- 今日の献立を考えて
- 1984年の東京の平均気温が知りたい
- この計算を回答して
プログラミング関連の依頼 短い事実確認
例:
- このPythonコードをチェックしてほしい
- プログラムのバグを直してほしい
- このコードをJavaScriptに書き換えて
例:
- この単語の意味を教えて
- 次のバスはいつ来る?

これらの場合、編集や共同作業が不要なため、通常の会話形式で回答が提供されます。

トリガー機能
トリガー機能

適切なトリガーワードにだけ反応できるように訓練した結果、Canvasを備えたGPT-4oは素のモデルよりも執筆タスクでは83%、コーディングタスクでは94%も反応精度が向上しています。

編集履歴・バージョン管理

「Canvas」では、編集した内容の履歴を自動的に保存し、バージョン管理が可能です。過去の編集バージョンに簡単に戻れるため、
誤った変更を恐れずに、自由に試行錯誤できます。これにより、編集を進めながらも、安心して修正を加えられる環境が整備されています。

編集リクエストとフィードバック

部分修正依頼

https://youtu.be/RbGy3jZJUvc

「Canvas」は、特定箇所をAIに修正依頼する機能も備えています。たとえば上の動画では、架空の昔話の追加設定を行っています🙌

anvasを備えたGPT-4oは、部分修正を明示的に依頼された場合、従来のモデルよりも18%高い精度で適切な修正を行います。

Canvasを備えたGPT-4oは、部分修正を明示的に依頼された場合、従来のモデルよりも18%高い精度
Canvasを備えたGPT-4oは、部分修正を明示的に依頼された場合、従来のモデルよりも18%高い精度

コメント機能

さらに、「Canvas」にはコメント機能があり、特定の箇所についてAIにアドバイスや提案を依頼することができます。
AIが指摘した改善点を確認した上で、その提案を適用するかどうかを選択できるため、文章やコードの品質向上に役立ちます。

こうした機能により、ユーザーは修正箇所に対する理解を深めながら、効率的な編集が行えます。

Canvas搭載のGPT-4oでは素のモデルよりも、コメントの正確性が30%UP・質が16%向上
Canvas搭載のGPT-4oでは素のモデルよりも、コメントの正確性が30%UP・質が16%向上

ショートカット機能

ライティング向けショートカット

ライティング作業を効率化するために、「Canvas」には多くのショートカット機能が用意されています。
たとえば、「読解レベルの変更」、「文章量の調整」、「絵文字の追加」などがワンクリックで行えるため、作業スピードが格段に向上します。

ここでは絵文字Verに書き換えた例を紹介します。

https://youtu.be/gTJ-UKB6GHM

コーディング向けショートカット

開発者向けにも、「Canvas」は便利です。コードレビュー、バグ修正、ログの追加、言語変換など、開発者にとって日々必要となるタスクをショートカット機能で簡単に実行できます。

https://youtu.be/5hmlCru2i4A

このようにコードレビューを行い、改善例を適用することが可能です。

【関連記事】
ChatGPTをプログラミングに活用!プロンプトや活用事例を紹介


ChatGPT Canvasの料金

「Canvas」機能は、現在「ChatGPT Plus/Team/Enterprise/Edu」いずれかのユーザーに対して提供されています。
この新しい機能は、段階的にリリースされており、利用可能なユーザーは限られています。

プラン 料金 支払い方法
ChatGPT Plus 20$/mo 月額契約
ChatGPT Team 年間契約: 25$/mo
月額契約: 30$/mo
*ユーザーあたりの料金
月額契約、年間契約
ChatGPT Enterprise 個別の見積もり OpenAI営業部門への問い合わせ


そのため、全てのユーザーが「Canvas」を利用できるようになるには、今後のアップデートを待つ必要があります。

現在、Canvasを利用するには、ChatGPT PlusやTeamプランへの加入が必要であるため、より効率的な編集作業を必要とするユーザーはこれらのプランを検討することをお勧めします。


ChatGPT Canvasの使い方

ここでは、ChatGPT「Canvas」の基本的な使い方をステップバイステップで紹介します。実際の操作を通じて、どのように文章やコードの編集ができるのかを詳しく解説します。

【STEP1】「ChatGPT 4o with Canvas」を選択

  1. ChatGPTを開き、画面上部にあるモデル選択ドロップダウンメニューをクリックします。

  2. ChatGPT 4o with Canvas」を選択して、Canvas機能を有効にします。

ChatGPT 4o with Canvasを選択
ChatGPT 4o with Canvasを選択

  1. モデル選択後、キャンバスが右側に表示される準備が整います。

【STEP2】プロンプトの入力

  1. 通常のチャット欄に文章やコードの編集依頼を入力します。
【例】
- ブログ記事の草案を書いて下さい
- XXをテーマにした物語を描いてください
- Pythonのコードを修正してログを追加してください

プロンプトの入力
プロンプトの入力

  1. プロンプトを送信すると、ChatGPTが応答を生成し、キャンバスが右側に自動的に起動します。

【STEP3】 文章やコードの直接編集

キャンバス内のテキストやコードをクリックして、直接編集を開始します。

  • 文章なら単語やフレーズを削除・追加したり、修正したい部分をハイライトして変更します。
  • コードなら変数名や関数の修正、バグ修正を行います。
  • 必要に応じて、コメントやフィードバックを追加することも可能です。

STEP 4: AIに編集リクエストを送る

  1. キャンバス内で修正が必要な部分をハイライトし、リクエストを入力します。
    AIに編集リクエストを送る
    AIに編集リクエストを送る

  2. ChatGPTがその指示に従って、部分修正や全体修正を行います。

【例】
- この段落を短くしてください
- Pythonのコードのエラーを修正してください
- 短く簡潔に書き換えて下さい
- もっとフォーマルに書いて下さい

STEP 5: ショートカット機能の活用

ショートカット機能の活用
ショートカット機能の活用

  1. 画面右下にある鉛筆アイコン✏️をクリックすると、便利なショートカットメニューが表示されます。
  • ライティング向け: 「絵文字を追加」「文章の長さを調整」「読解レベルを変更」など。
  • コーディング向け: 「バグ修正」「コードレビュー」「言語変換」など。

  1. 必要なショートカットを選択し、作業を効率化します。

STEP 6: バージョン管理と復元

バージョン管理と復元
バージョン管理と復元

Canvasでは、編集履歴が自動的に保存されます。過去のバージョンに戻りたい場合は、**キャンバス上部にある「バージョン管理」**機能を使って、任意の状態に戻せます。

「前のバージョンに戻す」や「最新バージョンに戻る」を選択して、編集をやり直すことができます。


STEP 7: 完成した内容を保存・終了

編集が完了したら、結果を確認して、必要に応じてドキュメントを保存します。キャンバスでの編集内容は自動的に保存されるため、特に手動で保存する必要はありません

キャンバスを終了したい場合は、右上の「閉じる」ボタンをクリックします。


ChatGPT Canvasの活用例

ChatGPT 4o with Canvasは、様々なビジネスシーンで効果的に活用できます。以下に具体的な例をいくつか紹介します。

プロジェクト提案書の作成

プロジェクト提案書の作成例
プロジェクト提案書の作成例

活用アイデア

  • AIからリアルタイムでフィードバックを得ながら作成可能
  • プロジェクトの目的やゴールをより明確に表現
  • 説得力を高めるための文言改善
  • リアルタイムでの修正により、効率的な準備が可能

マーケティングキャンペーンの最適化

広告コピー案の作成
広告コピー案の作成

活用アイデア

  • 複数バージョンの広告コピーやキャッチフレーズを素早く作成
  • AIの提案を基に最適な文章を選択
  • コピーライティングの効率向上
  • 迅速なフィードバックによるキャンペーンの最適化

ソフトウェア開発

キャッチゲームの開発
キャッチゲームの開発

ちなみに、作成したゲームはこのようになりました。「クリア」「GameOver」を表示するように指示したのが反映されていますね。

https://youtu.be/LLOwjb79RI4


活用アイデア

  • コードレビュー機能によるプログラム品質の向上
  • スピーディなデバッグ
  • AIによるリアルタイムのコード改善提案
  • バグ修正やコード最適化による開発サイクルの短縮
  • Canvas上でのコード編集で複数言語の開発も効率化

カスタマーサポート

FAQの作成例
FAQの作成例

活用アイデア

  • FAQの生成やマニュアルの作成・更新作業のAIサポート
  • 新製品やサービスに応じた迅速なコンテンツアップデート
  • AIによる自動提案やコメント機能の活用
  • サポートドキュメントの短時間修正
  • 最新情報の迅速な顧客提供によるスムーズなサポート実現


これらの活用例は、ChatGPT 4o with Canvasがビジネスの効率化と生産性向上に大きく貢献できることを示しています。各企業の特性やニーズに合わせて、さらに多様な活用方法が考えられますね。

【関連記事】
ChatGPTの活用事例50選!業界別の事例や活用時のポイントを徹底解説


ChatGPT Canvasを活用するメリット

ChatGPT「Canvas」をビジネスで活用するメリット
ChatGPT「Canvas」をビジネスで活用するメリット

1.生産性向上

文章・コード作成の効率化
「Canvas」は、文章やコードをリアルタイムで共同編集できるため、プロジェクトの進行が大幅に迅速化します。たとえば複数のメンバーが同時に作業し、意見をリアルタイムで反映させることも可能です。

また、コードレビューや修正を即座に行うことで、プログラミングプロジェクトの開発速度も向上します。

バージョン管理による柔軟性
「Canvas」のバージョン管理機能を活用することで、誤りや変更を気にせず何度でも編集が可能になります。過去のバージョンに戻ることも簡単なため、安心して編集作業を進められるのも大きなメリットです。

2. コスト削減

人的リソースの削減
「Canvas」は、AIによる提案や修正機能を提供するため、外部のエディターやプログラマーへの依存度を下げることができます。

たとえば、文章の校正やコードのデバッグなどの作業をAIが自動で行うため、人的リソースを削減しながら、高品質な成果物を生み出せます。

短期プロジェクトへの即時対応
AIの即座に提案や修正を活用できるため、プロジェクトの初期段階から最終仕上げまでスムーズな進行が期待されます。

3.クオリティの向上

AIによる正確な提案と修正
「Canvas」では、AIが文法チェックやバグ修正などの作業を自動でサポートします。文章の一貫性や正確性が保たれ、プログラムのエラーを最小限に抑えることができます。
さらに、AIによるフィードバックを活用することで、より良い成果物を安定的に提供することもできるようになります。


【徹底比較】ChatGPT Canvasと他ツールの違い

CanvasとClaudeのArtifacts、Google Docs Gemini、Microsoft Word Copilotなど、類似のAIツールとの詳細な比較を行います。

各ツールの特徴や使い分けのポイントを明確にし、最適なツール選択の判断材料を提供します。

Claude Artifacts

インターフェースと機能の違い
「ClaudeのArtifacts」は、Anthropicが提供するAIツールで、専用ウィンドウでのインライン編集が可能な点が共通しています。
両者とも、ユーザーが文章やコードを編集できる機能を持ちながら、Artifactsは特にAIが提案するフィードバックの精度に重点を置いています。

ClaudeのArtifactsとの比較
ClaudeのArtifactsとの比較

使い分け✍️
「ClaudeのArtifacts」は、特にドキュメント作成におけるフィードバック精度を重視するユーザーに向いています。

一方で、Canvasは、バージョン管理を含めたプロジェクト全体の進行管理や、リアルタイムの編集作業を求めるシチュエーションに適しており、ビジネスでの多用途な使用が可能です。

Google Docs Gemini

「Google Docs Gemini」は、GoogleのAI文書作成をサポートするツールで、Google Docsに統合されているのが強みです。
Geminiは、特に既存のGoogleドキュメントユーザーにとって、馴染みやすいインターフェースと、Googleのエコシステム内での作業効率向上が期待できます。

一方、「Canvas」はより高度な共同編集機能を備えており、プロジェクト管理や複雑なコード編集作業に強みがあります。

Google Docs Geminiとの違い
Google Docs Geminiとの違い 参考:Collaborate with Gemini in Google Docs (Workspace Labs)

使い分け✍️
「Gemini」はシンプルな文章作成やスプレッドシートの作業には最適ですが、Canvasは複雑なドキュメントやコードを扱うビジネスユーザーにとって利便性が高く、より複雑なタスクをサポートする機能が揃っています。

Microsoft Word Copilot

「Microsoft Word Copilot」は、Microsoftのエコシステムに統合されたAIツールで、文書作成・編集機能が強力です。特に、Wordの既存機能を活かしながら、AIが編集や改善提案を行う点では、既存のビジネスユーザーにとって魅力的です。

Microsoft Word Copilotとの比較
Microsoft Word Copilotとの比較 参考:Copilot in Word Explore how you can use the power of AI in Word

使い分け✍️

「Microsoft Word Copilot」は、主に既存のWordユーザーや、既にMicrosoft 365の環境を活用している組織に適しており、ドキュメント作成における生産性向上が見込まれます。

一方、「Canvas」は、特に複数人が同時に編集作業を行う場面や、コードと文章を並行して扱うプロジェクトにおいて、その機能を最大限に活かすことができます。


ChatGPT Canvas利用時のよくある質問

ユーザーからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。技術的なトラブルシューティングから運用面での疑問まで、幅広い質問に対する解決策を提供します。

トラブルシューティング
トラブルシューティング

  1. 「Canvas」機能が使用できない
💡 説明
原因 ユーザーのプランが「Canvas」対応プランでない(Plus、Team、Enterpriseのみ対応)
対策 「Canvas」機能を使用するには、ChatGPT Plus、Team、Enterprise、Eduプランへの加入が必要です。
プランを確認し、対応プランにアップグレードしてください


  1. リアルタイム編集が反映されない
💡 説明
原因 ネットワーク接続の問題やブラウザの互換性の問題
対策 インターネット接続状況を確認するか、互換性のあるブラウザ(最新のChrome、Firefoxなど)を使用してください。
また、ブラウザのキャッシュをクリアしてから再試行することも有効です。


  1. 編集内容が保存されない
💡 内容
原因 自動保存機能が正常に動作していない、またはサーバーの一時的なエラー
対策 編集後、手動でドキュメントを保存するか、ネットワークの接続を確認したうえでページを再読み込みし、保存の成功を確認してください。
必要であれば、進行状況を他の場所にバックアップすることを検討してください。

Canvasの安全性・プライバシーについて

ChatGPTの「Canvas」機能の利用に関する安全性およびプライバシーの方針は、OpenAIの利用規約に準拠しています。
この規約は、ユーザーのデータ保護と、サービス利用時の透明性を確保するためのものです。

1.データの取り扱いとプライバシー保護

OpenAIは、ユーザーの入力(Input)および生成物(Output)を「コンテンツ」として扱います。これらのコンテンツの所有権はユーザーに帰属しますが、OpenAIはサービスの提供・維持・改善のためにデータを使用することがあります。

また、ユーザーが望む場合、モデルの訓練データとして使用されないようにオプトアウトすることも可能です
このオプトアウトにより、特定の機能やサービスの質が低下する可能性もあります。

2.セキュリティ対策

OpenAIはサービスの安全性を保つため、データの管理やアクセスに関して厳格な基準を設けています。例えば、ユーザーアカウントは登録情報に基づいて管理され、第三者によるアクセスは禁止されています。

また、Canvas機能の利用に際しては、利用者自身が提供した入力内容に責任を持ち、他者の権利を侵害しないようにする必要があります。

3.使用時の注意点

生成された出力は必ずしも正確であるとは限らないため、重要な決定(医療、法律、教育など)に利用する際には、必ず人間による確認を行うことが推奨されます。
また、出力を第三者に対して人間が生成したものであるかのように誤解を招く形で利用することは禁止されています。OpenAIは、サービス利用が第三者に不利益をもたらすようなケースを避けるため、利用者に対して慎重な判断を求めています。


ご紹介したように、Canvasは強力なツールである一方、適切な利用とプライバシーの意識が重要になってきます。
OpenAIの利用規約を守り、安全で効果的に利用することで、安心して活用してくださいね🙌

今後の展望

OpenAIは、Canvasのリリース後、ユーザーフィードバックを積極的に収集しており、今後の機能拡張に反映させることを計画しています。
特に注目されているのはユーザーインターフェースのさらなる改善や、リアルタイム共同編集の精度向上です。たとえば、コメント機能やショートカット機能の精度向上、編集履歴管理の強化が考えられます。

今後の展望
今後の展望


まとめ

ChatGPTの新機能「Canvas」は、ライティングやコーディングの作業において、AIとのリアルタイム共同編集を可能にする革新的なツールです。
文章やコードの一部を直接編集したり、AIからのフィードバックを反映することができることで、柔軟かつ効率的な作業が実現します。

また、バージョン管理機能により、過去の編集履歴に簡単に戻れるため、誤りを恐れず自由に試行錯誤できます。

「Canvas」は特にビジネスシーンでのプロジェクト進行や、文章の推敲、コードの修正など、多様な用途に活用できます。AIのサポートを受けながら効率的に成果物を仕上げたい方にとって、今後欠かせないツールとなるでしょう。

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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