金融および保険業界に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。金融および保険業界では、自社金融機関内業務の効率性の向上の事例が多く報告されています。また、セキュリティが非常に重要であるため、Azure OpenAIでセキュリティを確保している特徴があります。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例の概要】
株式会社NTTデータは、株式会社岩手銀行に向けて「AIサクセスプログラム」の提供を開始しました。
本プログラムは、DataRobot AIプラットフォームをベースに、NTTデータのデータサイエンティストが一気通貫で岩手銀行のデータ分析・利活用を支援するものです。地銀共同センター参加行では京都銀行に続いて2行目の提供となります。
【導入の背景】
岩手銀行は、第21次中期経営計画の中で『お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー』を長期ビジョンとして掲げています。
その実現に向けて、データ利活用の基盤となるインフラ(基盤・人材)の検討を進めており、情報資産活用による価値共創やライフイベント/長寿社会に応じたサービス提供の実現を目指しています。
【元々の課題】
岩手銀行では、データ利活用を通じたサービスと価値の提供を実現するために、データサイエンスのノウハウ習得や全社でのデータ利活用のテーマ策定が必要でした。
また、第21次中期経営計画で目標としている『2025年度までに10名のデータサイエンティストの育成』の実現も課題となっていました。
【解決策】
NTTデータが提供するAIサクセスプログラムでは、AI勉強会やDataRobotを利用した機械学習モデル作成のアドバイザリ支援を通じて、データサイエンスのノウハウ習得を支援します。
また、"テーマ創出ワークショップ"を通じて、全社でのデータ利活用のテーマを策定し、幅広い業務・顧客サービスへのAI活用を検討していきます。
【効果】
本取り組みを通じて、岩手銀行によるデータ利活用を通じたサービスと価値の提供の実現が期待されます。
また、獲得したノウハウや成功事例を地銀共同センター参加行はじめ展開することで、参加行のデータ利活用促進を支援し、地銀共同センターのさらなる価値拡大に貢献します。
NTTデータは、今後もAIサクセスプログラムを通じてお客さまのビジネスの成功を支援していく見込みです。