建設・建築業界に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。建築・建設業界では、IoT機器・データとAIを活用した事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【概要】
株式会社ASNOVAは、ノーコードAI予測プラットフォーム「UMWELT」を導入し、需要予測の自動化により、失注リスクを最小限に抑えつつ、機材の稼働率を大幅に向上させることに成功しました。
【導入の背景】
ASNOVAは全国19カ所の機材センターを運営しており、適切な在庫管理と受発注業務が課題となっていました。特定の担当者への業務負担が大きく、属人化を防ぐ対策が必要とされていました。
【元々の課題】
主な課題は、全国規模での在庫管理の最適化と、業務の属人化でした。失注情報の管理が不十分であったため、正確な需要予測が困難な状況にありました。
この状況を改善し、効率的な在庫管理と受発注業務を実現するために、需要予測・在庫管理ツールの導入を検討していました。
【解決策】
「UMWELT」を導入したことで、過去2年分の入出庫データからAIによる高精度な需要予測が可能になりました。約300種類の商品の需要予測を数分で算出でき、機材購入の意思決定に活用されています。
導入コストが低く、手厚いサポート体制も決め手となりました。「UMWELT」は数秒から数分で需要予測を算出し、出力したデータを自社のフォーマットに反映して活用できる柔軟性も大きなメリットです。
【効果】
テスト運用を始めて約9ヶ月で、全国の機材センターにおける適切な機材量の予測により、失注を最小限に抑えることに成功。
その結果、機材の稼働率が大幅に上昇しました。適切な在庫管理によって、管理コストの削減と在庫の適正化を実現し、お客様の需要により的確に対応できるようになりました。