ヘルスケアおよび福祉業界分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ヘルスケアおよび福祉業界では、セキュリティとAIが回答を間違わないことは非常に重要です。特に患者さんなどの顧客に触れるサービスでの活用は十分に留意しましょう。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例の概要】
愛知県豊橋市に位置する医療法人豊岡会 元町グループホームは、認知症に対応した共同生活介護施設です。
全18名の利用者を対象に、家族連絡、介護記録、イベント案内、写真共有などの機能を用いて、家族との連携強化と介護記録管理の向上を実現しています。
豊岡会 施設でのイベントの様子
【導入の背景】
介護施設における家族との連絡は、従来電話や面会などの限定的な方法に依存しており、定期的な情報共有や直接的なコミュニケーションの取りにくさがありました。
また、介護記録の管理は紙ベースが中心で、情報の整理や共有に時間がかかっていました。
【元々の課題】
具体的な課題としては、利用者の家族が日常の様子をリアルタイムで知る手段が限られていて、施設と家族の間の情報格差があったこと、さらに介護スタッフの記録作業に多大な時間を要し、効率化の余地があった点を挙げることができます。
【解決策】
これらの課題に対して、医療法人豊岡会 元町グループホームでは、家族との連絡やイベントの案内、写真の共有をデジタル化することで、透明性と利便性を大幅に高めました。
また、介護記録もデジタル管理することで、スタッフの作業効率が向上しました。
【効果】
この導入により、家族は利用者の日々の生活や施設でのイベントを容易に把握できるようになったほか、介護スタッフは記録作業の負担を軽減し、より本質的なケアに注力できる環境が整いました。
【出典】
コニカミノルタ