ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
また、弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
株式会社天地人が提供する「天地人コンパス」は、農業から都市開発にいたるまで、最適な土地を宇宙データを基に見つけ出すサービスです。
この度、Microsoft Azure上で稼働する「Compass AI on Azure」により、宇宙ビッグデータと対話型AI技術を組み合わせ、ビジネスチャンスの創出と多様な課題解決に貢献しています。
【導入の背景】
Azure OpenAI Serviceを活用し、多量の宇宙ビッグデータをより効率良く取り扱うため、天地人コンパスの新機能「Compass AI on Azure」が期間限定でリリースされました。
元々子供たち向けの自由研究などに使用されていた「Compass AI」が進化し、今回はビジネスユーザーに向けられています。
株式会社天地人 ホームページ
【元々の課題】
衛星リモートセンシングデータの分析には専門的な知識が求められたため、一般ユーザーやビジネスシーンでの利用の敷居が高いことが課題でした。
さらに、蓄積された膨大なデータの中から、特定情報を手早く探し出すのは困難でした。
【解決策】
「Compass AI on Azure」はAI技術により、対話形式で即時に宇宙ビッグデータを検索可能にするサービスです。
天気の予測など、特定データを直感的な方法で問い合わせることができ、アイデア提案などの応用も可能です。
「Compass AI on Azure」機能使用画面
【効果】
イタリアンレストランなどの実際のビジネスケースで、「Compass AI on Azure」を使用することで、天候に合わせたメニュー提案が可能になりました。
これにより、気象データを駆使した販売戦略を展開し、顧客満足度の向上や収益機会の拡大を図ることが実現しています。