人材業界に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。人材・人事業界では、転職、コンサルティング領域、コンテンツマーケティング活用の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【概要】
株式会社ベネッセi-キャリアが運営する新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の2023年度調査によると、大学3、4年生の26.5%が就職活動において生成AIサービス「ChatGPT」を利用したことが明らかになりました。
ChatGPTの活用により、企業分析やエントリーシート作成などの作業時間を短縮し、自己分析やキャリア構築などの思考整理に時間を充てることができたと回答した学生が多数いました。
また、77.5%の学生が自分では思いつかない気づきを得られたと評価しています。
【導入の背景】
就職活動では、多くの企業情報を整理し、エントリーシートや履歴書など様々な書類を準備する必要があります。これらの作業は非常に時間と労力を要するため、学生にとって大きな負担となっていました。
そこで、作業の効率化を図るツールとしてChatGPTに注目が集まっています。
【元々の課題】
従来、学生は企業研究や自己分析、エントリーシートの作成などに多くの時間を費やしていました。特に、自分の強みや志望動機を言語化することは容易ではなく、学生の多くが苦戦していました。
また、情報の整理や文章の推敲にも時間がかかり、就職活動全体の効率が下がってしまう課題がありました。
【解決策】
ChatGPTを活用することで、これらの課題を解決できることが明らかになりました。具体的には、63.6%の学生が企業の志望動機の作成に、62.8%の学生が自己PRの作成にChatGPTを利用しています。
ChatGPTに自分の経験や考えを入力することで、より説得力のある文章を効率的に生成できるようになりました。また、ChatGPTとの対話を通じて、自己理解を深めたり、新たな気づきを得たりすることもできます。
【関連記事】
➡️ChatGPTで志望動機を作成・添削する方法を解説!プロンプトも紹介
【効果】
ChatGPTを利用した学生の約95%が、書類選考や面接対策に役立ったと回答しています。特に、77.5%の学生が「自分では思いつかない気づきが得られた」と評価しており、ChatGPTが就職活動における思考の幅を広げる効果をもたらしていることがわかります。
また、作業時間の短縮により、自己分析やキャリア構築により多くの時間を割くことができるようになりました。一方で、ChatGPTを利用しない学生からは、自分の言葉で表現したいという思いや、AIへの依存に対する懸念も見られました。
ChatGPTを適切に活用するためには、情報リテラシーを高め、AIの特性を理解することが重要だと考えられます。
【出典】
PR TIEMS