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検索を革命化:Elastic CloudのAzure OpenAIサービスとの統合

ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
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Elasticは、顧客や従業員が必要な情報を素早く見つけることを助ける検索技術を専門としており、2019年にMicrosoft AzureベースのElastic Cloudを導入しました。このクラウドシステムは、Azure OpenAIサービスを活用してベクター検索ツールを提供し、顧客に対して効率の改善とより良い検索結果をもたらしています。

【導入の背景】

Elasticは、大量のデータをすばやく検索可能にするためのマネージドクラウドベースの検索ソリューションの必要性に気づきました。特に、マイクロソフトのクラウドサービスAzureをすでに利用している顧客にとって有効でした。Elastic Cloudは、ユーザビリティやスケーラビリティ、セキュリティの観点から要望に応えるサービスとして展開されています。

【元々の課題】

Elasticは以前から検索技術を提供していましたが、顧客からより簡単に操作できるマネージドソリューションの要望があったため、そのニーズに応えるためにElastic Cloudを開発しました。これにより、オンプレミスの運用に代わり、クラウド経由でのスケーラブルでセキュアなデータ検索ソリューションが必要とされていました。

【解決策】

ElasticはElastic CloudというマイクロソフトAzureを利用したクラウドベースの検索ソリューションを開発しました。この新たなサービスは、管理業務をElasticが代行し、Azure OpenAIサービスを用いてより関連性の高い検索結果をもたらす、Elasticsearch Relevance Engine(ESRE)を含むベクターデータベースを搭載しています。

【効果】

導入後、Elastic Cloudは、従来のビジネスの2倍の成長率を見せています。例えばあるグローバル通信プロバイダーはElastic Cloudを利用して300%のROIを達成しました。また、システム可用性を通じて収益は82%増加し、企業検索を利用する従業員の満足度は74%向上したことが顧客調査で明らかになっています。

【出典】

Elasticの事例、Microsoftより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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