ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
イスラエルのテルアビブに拠点を置くソフトウェア企業Ateraは、AI駆動のITプラットフォームを導入し、管理業務の効率性を向上させました。
Azure OpenAI Serviceとの統合により、IT活動を総合的に把握し、問題を予測・解決します。
エンドユーザーがIT介入なしに自身の問題を解決でき、技術者はゼロの初応答時間でより重要な作業に集中可能になりました。
【導入の背景】
Ateraは、ITの仕事のやり方を再考するという明確なビジョンを持ち、AIを活用した革新を目指していました。
世界105ヵ国の11,000顧客にサービスを提供し、3.5百万台以上のデバイスを管理している彼らは、AIを利用してMSPと社内ITチームの作業を変革しようとしていました。
【元々の課題】
ITプロフェッショナルが非効率的で繰り返し作業が多い状況にあることにAteraは着目しました。古いIT管理プラットフォームは問題に対して警告を発するだけで、真の意味で画期的なものではありませんでした。
技術者は日常業務に多くの時間を割かれ、高価値作業に注力する時間が不足していました。
【解決策】
Ateraは独自のモデルにAzure OpenAIサービスを組み込むことで、AIを活用したITプラットフォームを作り上げました。
これにより顧客のヘルプデスク接続やリモートでの問題解決が可能となり、AIが迅速な解決策やスクリプトを生成し、ITプロフェッショナルの負担を軽減しています。
【効果】
AteraのAI駆動ITプラットフォームの導入により、エンドユーザーの効率は10倍に向上しました。
作業割り込みが少なくなり顧客満足度が向上、技術者はより価値の高い作業に時間を費やすことができるようになりました。
これにより、ITプロフェッショナルは、一日に扱えるケースを7件から70件に増やすことができました。
【出典】
Microsoft