この記事のポイント
- この記事は三桜工業株式会社のデジタル変革(DX)とセキュリティ対策の取り組みについて述べています。
- Microsoft 365 E5を導入することで、業務効率の向上とセキュリティの強化が実現されました。
- ssecur
監修者プロフィール
坂本将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
自動車産業の急速なデジタル化に対応し、増え続けるサイバーセキュリティの脅威からビジネスを守るため、三桜工業株式会社はデジタル変革(DX)を推進し、セキュリティ対策を強化しました。本記事では、同社がどのようにMicrosoft 365 E5の導入で業務効率化とセキュリティの向上を図り、グローバルに展開している事業の持続可能な成長を達成したかを具体的にお伝えします。また、Microsoft 365 E5の機能が旧来のセキュリティ対策をどう進化させ、NIST サイバーセキュリティフレームワークに基づくセキュリティ体制の実現に寄与したのかも詳しく解説していきます。
製造業界のAIおよびDX導入事例をご紹介します。製造業界では、IoTを用いたシステム、ロボット化の技術、ビッグデータを用いた活用が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例概要】
三桜工業株式会社
三桜工業株式会社ではデジタル変革(DX)とセキュリティ対策の強化を目指し、Microsoft 365 E5を全社導入しました。その結果、グローバルに展開するビジネスのセキュリティを高め、継続的な生産性の向上と業務効率化を実現しました。
【導入の背景】
自動車業界はデジタル技術の革新が進み、それに伴いサイバー攻撃のリスクも増大の傾向が見られます。三桜工業はこれに対応し、セキュリティの最新ガイドラインに沿った対策を模索しました。
【元々の課題】
三桜工業は境界防御型のセキュリティ対策を使用していましたが、新たにNIST サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)をベースにした4つの領域を総合的にカバーする必要がありました。それにあたり、個別のシステムではコストの増大と運用が複雑であるという大きな問題に直面しました。
【解決策】
そこでMicrosoft 365 E5を導入しました。
Microsoft 365 E5の導入は、セキュリティ対策の専門知識やスキルの有無にかかわらず使用可能な自動化機能を有している点と評価点数が高いという理由で進められました。
【効果】
Microsoft 365 E5の導入により、認証基盤の強化、ゼロトラスト環境の構築、インシデント管理の効率化が達成されました。また、FastTrackプログラムによるサポートで内製体制が強化され、海外拠点の展開意欲も向上しています。
Microsoft 365 E5の導入効果