この記事のポイント
この記事ではNTT西日本が行ったゼロトラストネットワークの導入とその成果についてご紹介しています。
ゼロトラストネットワークの導入により、PC起動後の画面立ち上げ時間の短縮や、Web会議の円滑化など、ユーザー体験が改善されました。

監修者プロフィール
坂本将磨
Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
新たな働き方を模索する企業にとって、セキュリティは欠かせない要素です。特にリモートワークが常態化する昨今、多くの企業が直面するのが、セキュアなアクセス環境の構築です。本記事では、そんな中でNTT西日本が進めたゼロトラストネットワークの導入事例を取り上げ、その成果について詳細に解説していきます。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが一気に拡がったNTT西日本は、端末環境の問題に直面しつつも、マイクロソフトのテクノロジーを駆使し、ゼロトラストに基づくセキュリティ強化とユーザー体験の向上を実現しました。その過程と具体的な成果を通じて、新しい働き方のセキュリティ対策の参考となる点をご紹介します。
ビジネス全般に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。日本では、ChatGPTの登場から生成AIを用いたシステム、Azureなどのセキュリティを高めた生成AI活用が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例概要】
NTT西日本の企業ロゴ
NTT西日本は、リモートワークを基礎とした新しい働き方を実現するために、大規模なゼロトラストネットワークを構築しました。マイクロソフトのテクノロジーを活用してユーザー体験の向上とセキュリティ強化を実現した事例です。
【導入の背景】
新型コロナウイルス感染症拡大により、NTT西日本は社外からのアクセスが常態化し、クラウド活用が急速に拡大しました。境界型セキュリティでは不十分となった中、アイデンティティベースのアクセス制御など、ゼロトラストへのシフトが求められました。
【元々の課題】
非常事態宣言を受けてのリモートワーク移行で、全従業員が同時にリモートワークを行うネットワーク環境の設計がなされておらず、Web会議の映像や音声の停止、端末環境のVDIアクセスの遅延などの問題が発生しました。
【解決策】
ゼロトラストネットワークの構築として、Microsoft 365 E5のセキュリティ機能を幅広く活用し、従業員の端末をファットクライアント化しました。ユーザー認証基盤としてMicrosoft Active Directoryを用いたネットワーク建設を進め、Microsoft Teamsの活用を拡大しました。
Microsoft 365 E5の導入
【効果】
ユーザー体験が大幅に改善し、PC起動後の画面立ち上げ時間が1分以内に短縮、メール検索は1~2秒で完了するようになりました。Web会議も円滑に行えるようになり、セキュリティの面では不正アクセスを未然に防ぐ事が可能になりました。