この記事のポイント
- この記事はGoogle for Startupsの「Growth Academy: AI for Health」プログラムについて解説しています。
- ヨーロッパ、中東、アフリカ出身のスタートアップ24社が、医療革新のためにAI技術を活用したプロジェクトを推進しています。
- 参加企業は、メンターシップや各種サポートを受けながら、医療分野でのAI活用に取り組んでいます。
- Googleの国際的な支援は、ヘルスケアに限らず、文化や環境保護、民主主義支援など様々な分野に及んでいます。
監修者プロフィール
坂本 将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
AIと医療の融合による革新的な取り組みが世界を変えようとしています。
Google for Startupsが展開する「Growth Academy: AI for Health」プログラムでは、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域の革新的な24社のスタートアップが集結し、医療分野におけるAIの可能性を追求しています。
例えば、音声を分析して精神疾患を評価する技術など、独創的なアイディアが続々生み出されており、これらの企業はメンターシップを受けながら、各種のサポートを通じてそれぞれのプロジェクトを磨いています。
本記事では、そのようなスタートアップの詳細と、Googleがグローバルに展開する多岐にわたる社会貢献活動についても触れています。
AIで変革するヘルスケア支援:「Growth Academy: AI for Health」プログラム
2024年5月29日、Google for Startupsが提供する「Growth Academy: AI for Health」プログラムについての記事が公開されました。
このプログラムは、ヨーロッパ、中東、アフリカ出身の24のスタートアップ企業が参加し、ヘルスケア分野に革新をもたらすことを目的としています。
たとえば、フランスのスタートアップCallyopeは、音声テストを使って精神疾患を評価する技術を開発しています。
このプログラムでは、参加企業が3ヶ月間メンターシップやサポートを受けることができ、医療分野でのAI活用を推進しています。
こうした支援を通じて、慢性疾患や糖尿病性足潰瘍に対する新しいソリューションが生まれているのです。
Googleの国際的な取り組み:文化展示から環境プロジェクトまで
Googleは、ヘルスケア分野だけでなく、様々な分野での国際的な取り組みを展開しています。
ポーランドでは文化展示を通じて地域の歴史を伝え、フィンランドでは持続可能なプロジェクトを支援しています。
また、中央および東ヨーロッパではAIの推進に注力し、ヨーロッパ全体では民主主義を支える活動を行っています。ウクライナでは起業家への援助を提供し、小規模企業がGoogleツールを用いて成功を収める様子もハイライトされています。
これらの活動は、Googleがグローバルな視点で社会貢献に努めていることを示しており、技術の力を使って世界中のさまざまな課題に取り組んでいます。
出典:Google