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データ活用により個別最適化された学習体験を提供するベネッセのDX取り組み

教育分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。教育の分野では、学生に生成AIおよびAIのリテラシーを教育する事例、AIを用いて学習効率、オーダーメイド率の向上の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください

データ活用により個別最適化された学習体験を提供するベネッセのDX取り組みの紹介画像

この記事では、ベネッセグループのデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みとして、進研ゼミ高校講座におけるデータ活用の事例を紹介します。

一人ひとりの学習履歴をデータ分析し、個別最適化された教育サービスの提供にどのように成功したかを見ていきます。

【導入の背景】

ベネッセグループは、長らくデータ活用を重視しており、既存サービスの価値向上と新規サービス開発にデータを活用しています。

特に進研ゼミ高校講座では、オンラインライブ授業の導入に注力し、その満足度は高いものの、ユーザー獲得数が想定に及ばないという状況がありました。

進研ゼミ高校講座 ホームページ
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【元々の課題】

オンラインライブ授業は参加者の満足度は高いものの、サービスの認知不足や授業のスケジューリングの問題で、期待したほどのユーザーを獲得できていない状態でした。

これにより、サービス満足度低下が非参加者にも影響していることが懸念されました。

【解決策】

データをもとにしてサービス利用の観点を会員状況別に分類し、サービスの認知度向上やオンラインライブ授業の時間短縮などの対策が実施されました。

仮説に基づいた具体的な改善策は、Webサイトのファネル分析や利用者のデジタル教材利用状況の調査などから導き出されました。

進研ゼミ分析センター
進研ゼミ分析センター

【効果】

講義一覧ページへの特設ページ設置により、授業参加率が20%以上向上しました。また、授業時間の短縮によりMAU(Monthly Active Users)が4.5%増加し、事業KPIの達成に寄与しました。

この分析を基にした改善は、進研ゼミを続ける原動力となり、事業の発展に寄与する結果となりました。

【出典】

ベネッセの事例、ベネッセより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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