教育分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。教育の分野では、学生に生成AIおよびAIのリテラシーを教育する事例、AIを用いて学習効率、オーダーメイド率の向上の事例が多く報告されています。AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
本記事では、ベネッセホールディングスが株式会社LX DESIGNとの資本業務提携によって推進している教育業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みと、双方の事業にもたらされたシナジー効果について紹介します。
具体的には、異業種の知見を教育現場に取り入れる「複業先生®」プラットフォームの導入や、教員の日常業務や授業の負担軽減について解説し、今後の展望にも焦点を当てます。
【導入の背景】
教育現場でずっと根強かった、教員の多忙化や専門知識を必要とする新たな教育内容への対応に苦労しているという問題に対し、ベネッセとLX DESIGN社が資本業務提携を行いました。
ベネッセの教育業界での実績と信頼、LX DESIGN社の革新的な事業の相乗効果を期待してのスタートです。
LX DESIGN社 ホームページより
【元々の課題】
学校教育では、教員の労働環境や教育内容の多様化といった課題がありました。
教員の多忙化や専門性を要する教育領域への対応力不足、また、学習指導要領の改正に伴う新しい探究学習への取り組みが求められていました。
【解決策】
ベネッセとLX DESIGN社は教育業界専門の外部人材マッチングサービス「複業先生®」を通して、異業種からの知見を学校教育に取り入れることで、上記の課題を解決しようと試みました。
外部人材の活用によって教員の負担を減らし、教育の質の向上を目指しています。
複業先生
【効果】
提携後、「複業先生®」は全国300校での導入実績を挙げるなど、教育内容の充実と教員の働き方改革を実現しました。
また、外部人材として1,500名を超える専門家が登録し、様々な分野での授業支援やカリキュラム開発への貢献が示されています。