この記事のポイント
ジンズが眼鏡選びを革新する「ブレインミラー」を導入し、顧客満足度向上を目指しています。- 「ブレインミラー」は、独自開発されたAI「JINS BRAIN」により眼鏡の似合い度をスコアリングするシステムです。
監修者プロフィール
坂本将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域：自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
眼鏡選びに革命をもたらした「ブレインミラー」とはどのようなものかご存知ですか？本記事では、眼鏡専門店ジンズが独自開発したAI「JINS BRAIN」を活用した、革新的な試みについてご紹介します。従来の眼鏡選びが抱えていた時間のかかる問題や主観的なアドバイスの一貫性の欠如といった課題を、技術の力で解決。鏡に映る顧客の眼鏡似合い度を素早くスコアリングし、最適な選択をサポートするシステムの導入事例を詳しく解説していきます。なぜジンズはAIの導入に踏み切ったのか、どういった効果が現れているのか、具体的な内容を深掘りしていくことで、「ブレインミラー」の魅力を明らかにします。
サービス分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。サービスの分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、画像動画生成の事例が多く報告されています。また、従業員数も多いことが関係するのか職員の働く意欲に活用する事例も報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【導入事例概要】
ジンズは、2019年1月25日にJR上野駅構内に新店舗「JINS BRAIN Lab.エキュート上野店」をオープンしました。ここでは、独自開発のAI「JINS BRAIN」を組み込んだ鏡「ブレインミラー」を導入し、顧客が眼鏡の似合い度を瞬時に判定できるサービスを提供しています。
【導入の背景】
ジンズは、顧客が最適な眼鏡を簡単に選べるようにするために、AI技術の導入を決定しました。従来の眼鏡選びの手間を軽減し、顧客満足度を向上させることを目指しています。
【元々の課題】
顧客が自分に似合う眼鏡を選ぶのは難しく、時間がかかることが課題でした。また、店員の主観によるアドバイスは一貫性に欠けることがあり課題となっていました。
【解決策】
ジンズは、AI技術を活用して「ブレインミラー」を開発しました。鏡の前に立つと、AIが5秒以内に眼鏡の似合い度を100点満点で判定し、男女別のスコアを表示します。
ブレインミラーの導入
【効果】
「ブレインミラー」の導入により、顧客は簡単かつ迅速に自分に似合う眼鏡を選べるようになりました。また、AIによる一貫した評価により、顧客の信頼を得ることができ、購買意欲の向上につながっています。
