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LangSmithがAzure Marketplaceから利用可能に

この記事のポイント

  • LangSmithは、LangChain社が開発したDevOpsプラットフォームで、Azure Marketplaceで取り扱いが開始されました。
  • このプラットフォームは、大企業が大規模言語モデル(LLM)を使用したアプリケーション開発を効率化するために使用しています。
  • Azure Marketplaceを介してLangSmithを利用することで、Azure利用企業はAzureのセキュリティとリソースを活用しやすくなります。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

DevOpsのフロントラインに新たな動きがあります。LangChain社が開発したDevOpsプラットフォーム「LangSmith」が、Azure Marketplaceで利用可能になりました。

この記事では、Azureと緊密に統合されたLangSmithが、大企業に選ばれる理由とともに、その特長を詳しくご紹介します。

DevOps環境の革新とアプリケーションのライフサイクル管理を効率化したい企業にとって、LangSmithは見過ごすことのできないオプションでしょう。

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LangSmith、AzureでDevOps革新

2023年、DevOpsの世界にはLangSmithという新しいプラットフォームが登場しました。LangSmithは、LangChain社によって開発され、MicrosoftのクラウドサービスであるAzure Marketplaceで提供されています。

このプラットフォームは、大規模言語モデル(LLM)を用いたアプリケーション開発に特化しており、大手企業に採用されています。

LangSmithは、開発からテスト、監視まで、アプリケーションのライフサイクル全体をカバーし、チームコラボレーションを促進します。また、パフォーマンス、コスト、レイテンシーのトレードオフを分析し、ROIを明確にすることで、ビジネス上の意思決定をサポートします。

langsmithの紹介
参考:LangSmith

大手企業が選ぶLLM開発支援

LLMを活用したアプリケーション開発が注目される中、LangSmithは大手企業にとって魅力的なツールとなっています。

ムーディーズや楽天などの有名企業も採用しており、信頼性、使いやすさ、効率性が評価されています。LangSmithを使えば、アプリケーション開発に必要なすべての工程を一つのプラットフォームで管理でき、チームでの協働もスムーズに行えます。
さらに、コストの可視化により、投資対効果を明確に把握できます。

楽天グループとlangchainの共同構築
楽天グループとLangChainのコラボ (参考:LangChain)

Azure統合の新DevOpsプラットフォーム

LangSmithは、MicrosoftのクラウドサービスであるAzureと緊密に統合された新しいDevOpsプラットフォームです。

Azure上で動作するため、データのセキュリティを確保しつつ、Azure Kubernetes Serviceなどの各種サービスとシームレスに連携できます。Azure Marketplaceで提供されているため、Azure利用企業にとって調達がスムーズであり、Azureの消費コミットメントのクレジットを活用できるのも大きなメリットです。

LangChainとMicrosoftは、Azure OpenAI ServicesAzure AI Searchなどとの連携を通じて、協業関係を強化しています。

LangSmithのAzure Marketplace提供は、両社の製品連携を深化させ、顧客価値を高める取り組みの一環です。

LLMアプリケーションの開発・運用にお困りの企業は、Azure環境にデプロイされたLangSmithの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

langsmith_on_azure
Azure Marketplace

出典:LangChain

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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