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【無料でAI】ChatGPT(チャットGPT)でペットや動物を擬人化する方法とは?解説

この記事のポイント

  • ChatGPTを使ってペットや動物を擬人化キャラクターに変換する方法
  • 具体的なプロンプト例と生成のコツ
  • 著作権や商用利用時の注意点
  • 最新のGPT-4oを使った画像アップロードの手順
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

最近、X(旧Twitter)やInstagramなどSNSを中心に、「自分のペットを人間キャラクターにしてみた」という投稿が人気を集めています。
その裏側で使われているのが、OpenAIの最新モデル ChatGPT(GPT-4o) です。

本記事では、ChatGPTを使って動物やペットを擬人化キャラとして生成する方法を、プロンプト例付きでわかりやすく解説します。 あわせて、著作権や利用時の注意点についても触れています。
OpenAIが発表した最新のAPIモデル、「GPT-4.1」についてはこちら⬇️
ChatGPT 4.1(GPT-4.1)とは?主な特徴や使い方、料金体系を徹底解説!

ChatGPT(チャットGPT)でペットを擬人化するとは?

実際に生成した擬人画像
実際に生成した擬人画像

ChatGPT(GPT-4o)は、画像の読み取り機能を搭載しており、ペットの写真を読み込んで、その性格や特徴をもとに文章やキャラクター設定を出力することができます。
この機能を利用することで、自分の飼っているペットやお気に入りのキャラクターや動物を擬人化したキャラクターを生成することが可能です。

この画像生成の仕組みを詳しく知りたい場合には、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】
ChatGPT4o(GPT-4o)の画像生成とは?使い方や料金、プロンプトを解説!

では早速、ペットの擬人化、その方法を見ていきましょう!

料金体系:無料で利用可能な画像生成

擬人化の画像生成はChatGPT無料プランでも利用可能です。
生成可能枚数に制限はありますが1日3枚は生成できますのでぜひ試してみてください。

ChatGPTの料金プラン

ChatGPT料金プラン
ChatGPT料金プラン
以下は、2025年4月時点におけるChatGPTの主要な料金プランの比較表と、それぞれの特徴をまとめたものです。

プラン名 月額料金(USD) 対象ユーザー 利用可能モデル 主な機能・特徴
Free 無料 個人 GPT-3.5、GPT-4o(制限あり) 基本的なチャット機能や画像生成の機能、モデルなどのGPT-4oは利用の回数制限あり
Plus $20 個人 GPT-4o、GPT-4.5、o3-mini 優先アクセス、高速応答、画像生成、ファイルアップロード、音声対話、GPTs利用可
Pro $200 研究者・高度な利用者 GPT-4o、o1、o1 pro 高度な推論モデル(o1 pro)、無制限利用、高度な音声モード、Operator(AIエージェント)利用可
Team $25/ユーザー 小規模チーム Plusと同等 チーム管理機能、共有チャット、管理者コントロール、セキュリティ強化
Enterprise 要問い合わせ 大企業 Plus/Pro相当 SSO対応、SLA、カスタムセキュリティレビュー、データプライバシー強化、専用サポート

GPT-4oで画像を使う手順

  1. ChatGPTで「GPT-4o」を選択

モデルの選択画面
デルの選択画面

  1. チャットウィンドウ左下の**十字ボタン(画像アップロード)**を選択

画像アップロードボタン

  1. ペットや擬人化したい画像をアップロードし、プロンプを入力します。

擬人化したい画像のアップロード
擬人化したい画像のアップロード

「画像を擬人化して」というと、ChatGPTが自動で画像を読み取ってくれます。

  1. 擬人化した画像が1-2分ほどで生成されます。

実際に生成された画像
実際に生成された画像

さらにプロンプトを入れることで人に寄せたり、自分の思いに近い画像に仕上げることができます。

ペット擬人化プロンプトの実例🐾

以下のようなプロンプトを使うことで、リアルかつ感情を持ったキャラ表現が得られやすくなります。

📌 プロンプト例:

この画像を擬人化して画像を生成してください。
(ここに意図を入れる)

✏️ 補足テクニック:

  • 「〇〇っぽい性格のキャラにして」など性格を指定するとより個性が際立つ
  • 「◯歳くらいのイメージ」や「性別・口調」など細かい条件も追加可能
  • 「現代風ファッションで」「ファンタジー風に」などジャンル指定も◎

実際の生成例の紹介

  • 犬の擬人化

犬の擬人化
犬の擬人化

今のままでも十分に可愛いのですが、さらにプロンプトを追加してみました。

「アニメの男の子みたいにして」

すると以下のように画像が生成されました。

アニメへの変換
アニメへの変換

たまらない可愛さですね、、!

  • 面白い擬人化

先ほどの画像を「リアルなおじさんに変更してください」のように指示すると、意図通りの擬人化にすることも可能です。

おじさんに変換
おじさんに変換

  • ライオンの擬人化

ライオンを擬人化
ライオンを擬人化

ライオンを擬人化してみました。この強い表情、たまりませんね。

  • キャラクターを擬人化

次はキャラクター「くまモン」を擬人化してみました。

くまモンの擬人化
くまモンの擬人化

くまモン感が強すぎるので、、もう一度生成しました。
プロンプトは「もっと高齢のお爺さんに寄せて人間の」と入れました。

くまモンの再生成
くまモンの再生成

意図通りの生成ができましたね。

できない時、エラーとその回避策

エラーが出てしまい、画像生成ができない場合もあります。
その場合の課題は以下のようなことが考えられます。

エラー内容 原因 解決策
アップロードに失敗する ファイルサイズが大きすぎる 画像のリサイズ
意図通りにならない 指示が曖昧 「ジブリ風と端的に指示
処理が途中で止まる 利用者集中時のサーバ負荷 時間帯をずらして再試行(深夜〜朝が比較的安定)

利用には回数制限もありますので、注意が必要です。特に無料プランでは1日3回までの制限(有料プランでは回数の拡大あり)がありますので、計画的に利用することをおすすめします。

回数制限の表示
回数制限の表示

回数制限については以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
ChatGPTの回数制限とは?時間あたりの使用上限や対処法について解説

⚠️ 注意点|著作権と利用ルールに注意しよう

便利に使えるChatGPTですが、著作権や商用利用に関する注意点があります。特に、以下の点に気をつけてください。

1. 商用利用は要確認

ChatGPTを使って生成したコンテンツには、著作権が自動的に付与されるとは限りません。OpenAIの利用規約では、ChatGPT経由で生成された出力は「商用利用可能」とされていますが、以下に注意が必要です:

  • 他人の画像や著作物をベースにした場合 → 著作権侵害の可能性あり
  • キャラクターが既存作品(例:トトロ)に酷似 → 商標・著作権・パブリシティ権のリスク

2. 「○○風」表現にも注意

「ジブリ風」などのスタイル指定は、著作権侵害にならない可能性もありますが、企業やブランドによっては厳しく取り締まるケースもあります。公開・販売を行う際は慎重に。

【関連記事】
ChatGPTでジブリ風の画像生成やり方と著作権【AIでジブリ風画像】

3. 文化庁のガイドライン

生成・利用段階での著作物の利用

文化庁は、AIによって生成された画像などに関しても、著作権侵害かどうかは通常の著作物と同様に判断されるとしています。具体的には、以下の2点が判断基準です:

  • 類似性:既存の著作物とどの程度似ているか
  • 依拠性:既存の著作物に依拠(参照)しているか

つまり、AIを使って生成したからといって特別扱いされるわけではなく、人が描いた場合と同様の基準で扱われます。

利用者側の対応のポイント

AI生成物を利用する際、著作権侵害とならないよう以下の点に注意が必要です。

✅ 利用前の確認ポイント

  • 行為が権利制限規定に該当するか
    • 例:公衆送信(SNS投稿等)や譲渡(販売など)などの行為に該当するか
  • 既存の著作物と類似していないか
    • 類似性が高いと、依拠性があるとみなされ、著作権侵害となる可能性あり

✅ 権利制限規定に該当する場合

  • 仮に類似性・依拠性が認められても、著作権者の許諾なく利用が可能なケースもあります(例:引用など、法で認められている使用方法)。

✅ 類似していると判明した場合の対応例

  1. そのまま利用しない
  2. 著作権者の許諾を得てから利用する
  3. 大幅に改変して、元の著作物とは異なるものにした上で利用する

著作権に関する正確な判断が難しい場合は、専門家の助言を得ることが推奨されます。詳しくは文化庁の「AIと著作権」ガイドラインをご覧ください。

まとめ|ChatGPTでペットを自分だけのキャラにしよう

ChatGPTと画像生成AIを使えば、自分のペットや好きな動物を人間のキャラクターとして擬人化することが可能です。
プロンプトを工夫すれば、個性豊かで感情が伝わるキャラクターに仕上げることができます。

ただし、著作権・商標・利用規約の確認は必須です。安全に楽しむ範囲で、あなただけの「AIペットキャラ」を創ってみましょう!

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坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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