この記事のポイント
GPT-4oは無料ユーザーでも制限付きで利用可能、Plusユーザーは全機能利用可
GPT-4o APIの料金は従来のGPT-4-turboの半額、入力$5/1M tokens、出力$15/1M tokens
ChatGPT Plusは月額20ドルで、GPT-4o、GPT-4、GPT-3.5の全機能が利用可能
Microsoft Copilot、ChatGPT API無料期間、リートンなどで無料でGPT-4を利用可能
各プランの特徴を理解し、用途に応じて最適なものを選択することが重要

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
ChatGPT-4に興味をお持ちの皆様、最適な料金プランを選択するための情報をお探しではありませんか?
この記事では、OpenAIが提供するChatGPT-4およびGPT4o(GPT4 Omni)の料金体系について、わかりやすく解説します。無料プランと有料プランの違いや、月額20ドルのプランの特徴、さらには無料でChatGPT-4を使う様々な方法もご紹介します。
料金プランの選択、無料での利用方法、公式アプリのダウンロードなど、ChatGPT-4をより効果的に活用するための内容となっています。ぜひ最後までお読みください。
OpenAIが発表した最新の画像生成、「GPT-4oの画像生成」についてはこちら⬇️
【GPT-4oの画像生成とは?ChatGPTの使い方・プロンプト例・商用利用・他AIとの違いも紹介
ChatGPT-4o(Omni)の料金について
ChatGPT4oは、有料プランであるChatGPT Plusに加入することで利用できます。
Plusに加入していないユーザーの場合でも、回数制限は有りますが無料でGPT4oを利用することが可能です。
GPT-4oの料金
ChatGPT-4oの画像生成機能の料金
ChatGPT-4oの画像生成機能は、無料プランおよび有料プラン(Plus・Team・Proプラン)のユーザーが利用可能です。
ただし、無料プランの場合はGPT4o自体の回数制限が有料プランに比べて低く設定されているため、ご注意ください。
ChatGPT Plusでできること
ChatGPT Plusは無料版のChatGPTに比べて、以下のような追加機能や利点があります。
無料ユーザーでも多くの機能を楽しめるようになり、普及が進むことが予想されます。
【プラン別】利用可能なモデル
モデル名 | 無料ユーザー | Plusユーザー |
---|---|---|
GPT-4o | ⚪︎ (制限あり) | ⚪︎ (3時間あたり80メッセージまで) |
GPT-4 | × | ⚪︎ (3時間あたり40メッセージまで) |
GPT-4.5 | × | ⚪︎(制限の回数明記なし) |
GPT-4o mini | ⚪︎ (制限なし) | ⚪︎ (制限なし) |
o1 | × | ⚪︎ (週50回まで) |
o3-mini | ⚪︎ (回数制限の記載なし)¹ | ⚪︎ (1日150回まで) |
o3-mini-high | × | ⚪︎ (1日50回まで) |
【プラン別】利用可能な拡張機能
機能名 | 無料ユーザー | Plusユーザー |
---|---|---|
ウェブ検索 | ⚪︎ | ⚪︎ |
ファイルアップロード | △ (4o-miniでは利用不可) | ⚪︎ |
データ分析 | △ (4o-miniでは利用不可) | ⚪ |
キャンバス機能 | × | ⚪︎ |
DALL-E (画像生成) | ⚪︎ | ⚪︎ (GPT-4o, GPT-4, GPT-4o mini, o3等で利用可) |
4o Image Generation (画像生成) | ⚪︎ | ⚪︎ |
Sora (動画生成) | × | △ (月50回, 720p 5秒まで + 緩和措置あり) |
音声会話 (Voice) | ⚪︎ (標準および高度な機能、1日合計15分まで) | ⚪︎ (高度な機能、1日合計60分まで) |
カスタム指示 | ⚪︎ (GPT-4o, GPT-4o mini, Voice等で利用可) | ⚪︎ (GPT-4o, GPT-4, GPT-4o mini, Voice等で利用可) |
メモリ機能 | ⚪︎ (GPT-4o, GPT-4o mini, Voice等で利用可) | ⚪︎ (GPT-4o, GPT-4, GPT-4o mini, Voice等で利用可) |
GPTsの作成 (カスタムGPT) | △(GPTsストアのみ利用可能) | ⚪︎ |
GPT-4o with tasks | × | ⚪︎ (3時間あたり80回まで) |
Deep Research | × | ⚪︎ (月10回まで) |
Operator | × | × |
GPT-4oのAPIの料金
モデル名 | 入力料金 (Input) | キャッシュ入力料金 (Cached input) | 出力料金 (Output) |
---|---|---|---|
gpt-4.5-preview | $75.00 | $37.50 | $150.00 |
gpt-4o | $2.50 | $1.25 | $10.00 |
gpt-4o-audio-preview | $2.50 | - | $10.00 |
gpt-4o-realtime-preview | $5.00 | $2.50 | $20.00 |
gpt-4o-mini | $0.15 | $0.075 | $0.60 |
gpt-4o-mini-audio-preview | $0.15 | - | $0.60 |
gpt-4o-mini-realtime-preview | $0.60 | $0.30 | $2.40 |
o1 | $15.00 | $7.50 | $60.00 |
o1-pro | $150.00 | - | $600.00 |
o3-mini | $1.10 | $0.55 | $4.40 |
o1-mini | $1.10 | $0.55 | $4.40 |
gpt-4o-mini-search-preview | $0.15 | - | $0.60 |
gpt-4o-search-preview | $2.50 | - | $10.00 |
computer-use-preview | $3.00 | - | $12.00 |
ChatGPT-4とは?
ChatGPT4イメージ
ChatGPT-4は、OpenAIによって開発された最先端の人工知能技術を基にした対話型AIです。
2023年3月15日に発表されたこのGPT-4は、ChatGPTの最新モデルで有料会員のみ使用することができます。
GPT-3.5とGPT-4.0の主な違いは、パラメーター数の増加にあります。
これにより、更に幅広い用途への対応が可能になりました。
例えば、GPT-4.0では新たにテキスト入力に基づく画像生成などの機能が追加されています。
比較項目 | GPT-4 | GPT-3.5 |
---|---|---|
名称 | PT-4 (Generative Pre-trGained Transformer 4) | GPT-3.5 (Generative Pre-trained Transformer 3).5 |
パラメーター数 | 約100兆個 | 約1.75兆個 |
最大トークン | 32,768(2の15乗) | 2,048 |
機能 | 画像入力による文章生成、自然言語生成による文書作成 | 自然言語生成による文書作成 |
ChatGPT4の料金体系
OpenAIによって提供されるChatGPTは、主に3つのプランがあります。
- 個人向け:ChatGPT(無料版)
- 個人向け:ChatGPT Plus(有料)
- 法人向け:ChatGPT Team (有料版)
項目 | ChatGPT | ChatGPT Plus | ChatGPT Team |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 月額20ドル(約3000円) | 1ユーザー毎に30ドル(月払い)・1ユーザー毎に25ドル(年払い) |
利用可能なモデル | GPT-3.5、GPT-4o(制限有り) | GPT-4o、GPT-4、GPT-3.5 | GPT-4o、GPT-4、GPT-3.5 |
公開時期 | 2022年11月 | 2023年2月 | 2024年1月 |
なお、ChatGPT Team Planは企業や大規模なプロジェクト向けのプランです。そのため2人以上を登録する必要があります。(最低2名分の料金が発生)
ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus)と無料版の違い
有料版のChatGPT Plusは、GPT-4が利用できること以外にも様々なメリットがあります。
1.新機能への早期アクセス
ChatGPT Plusでは、DALL-E3による画像生成機能やプラグイン、ブラウジング機能やGPTsの利用など、ChatGPTを最大限活用するための機能が利用できます。
加えて、ChatGPTの新機能や改善が行われる際、Plusユーザーはその新機能を一般ユーザーよりも早く体験できることがあります。これにより、最新のAI技術をいち早く利用できるという利点があります。
2.文字数制限の拡張
ChatGPT Plusでは、日本語で約2.5万文字の入出力が可能になっています。これにより、より広範囲なトピックへの対応が可能になりました。
【関連記事】
➡️ChatGPTの文字数制限は?回避方法やモデル別の上限について解説
3.優先アクセス権
ChatGPT Plusユーザーは、サーバーが混雑している時でも、優先アクセス権が与えられています。
4.高速な応答速度
応答速度が向上しています。これは、特に複雑な質問や長文の生成を求める場合に、ユーザーの時間を節約し、効率的な使用が可能になりました。
このように、ChatGPTの有料版と無料版では、利用可能な機能やサービスに大きく差があります。
個人的な利用や簡単な文章生成には無料版で十分かもしれませんがビジネスでの利用やより高度な文章生成、追加機能を活用したい場合には、ChatGPT Plusが適しているでしょう。
【関連記事】
➡️ChatGPTの無料版と有料版の違いは?各モデルの特徴と活用例を解説!
【必見】ChatGPT-4を無料で使う方法
GPT4は、基本的には有料プランに加入しないと利用できませんが、無料で利用できるサービスが多数公開されています。
ここでは、日本語対応している2つのサービスと、ChatGPT APIの無料期間を利用する方法を紹介していきます!
Microsoft Copilot (旧:BingChat)
Microsoftが提供するMicrosoft Copilotには、なんと標準でGPT-4が搭載されています!
CopilotはEdgeブラウザからアクセス可能で、Microsoftアカウントへの登録だけで誰でも無料で利用できます。
Copilotの画像
機能面はChatGPTの有料版であるChatGPT Plusと殆ど同様で、画像生成やブラジング機能も備わっています。加えて、サイドバーにCopilotを固定する事もできるので、YoutubeやWebサイトの要約も簡単に行えます!
【関連記事】
➡️GPT-4搭載!Microsoft Copilotとは?できることや料金をわかりやすく解説
また、ChatGPTとMicrosoft Copilotは、「どちらもGPT-4が利用できる」という点は共通ですが、それぞれの機能や料金体系・拡張機能が異なります。
両者の違いについては、こちらの記事をご覧ください。
➡️ChatGPTとMicrosoft Copilotの違いは?それぞれの違いを徹底解説
ChatGPT APIの無料期間を利用する
ChatGPTのAPIは従量課金制で、通常はその利用には費用がかかります。
しかし、一定の条件下で無料トライアル枠が提供されており、そちらを利用することでChatGPTの機能を無料で利用することができます!
また、ChatGPT以外にもGeminiやAzure OpenAI のAPIを無料で利用する方法についても紹介しています!
気になる方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
➡️ChatGPT APIの無料期間とは?有効期限や確認方法について解説
リートン(wrtn)
リートンは、ChatGPTの主要モデルであるGPT-4やGPT-4Turboを無料で利用できるプラットフォームです!
マルチモーダル機能やファイルの読み込みなどは一部制限がありますが、GPTシリーズ以外にもClaudeやPalM2など、有名な言語モデルを無料で利用する事が可能です!
リートンの画像
会員登録不要で利用できるので、興味のある方はぜひお試しください。
リートンはこちらから
まとめ
この記事では、ChatGPTの料金について紹介しました。
ChatGPTの料金プランを選ぶ際には、使用するモデルの能力、必要なサポートレベル、そして予算を考慮することが重要です。各プランの特徴を理解し、自身の用途に最適なプランを選択し、ChatGPTを最大限に活用してみてください。
他の記事では有料版と無料版の詳しい違いやChatGPT4の詳しい使い方について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。