この記事のポイント
ChatGPTのAPIキーの発行および取得方法について説明しています。
APIキーを取得することで、ChatGPTの機能を自社のアプリケーションに実装できるようになります。
APIキーは無料で取得可能ですが、使用量に応じた課金が発生するため注意が必要です。
記事では、OpenAIアカウントの作成からAPIキーの発行、支払い情報の登録に至るまでの手順を画像付きでわかりやすく解説しています。
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監修者プロフィール
坂本将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
クラウド上のAIサービスの活用が進む中、特に注目を集めているのがOpenAIが提供するChatGPTです。 <brその会話AIを自社のアプリケーションに組み込むためにはAPIキーの取得が必須ですが、その具体的な発行手順や注意点がまだ不明確な方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2024年4月最新の情報をもとに、ChatGPT(OpenAI)のAPIキーをいかにして発行・取得するかをわかりやすくご説明します。
APIキーの発行から支払い情報の登録方法、また取得時の注意点まで、詳細な手順を画像付きで解説し、初心者の方でも迷わず進められるようガイドします。
ぜひこの記事を参考に、ChatGPTの機能を自分のプロダクトに活用する第一歩を踏み出してみてください。
最新モデル、ChatGPT4o(GPT-4o)について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください⬇️
ChatGPT-4o(GPT4 omni)とは?使い方、料金など詳細を徹底解説!
目次
ChatGPT(OpenAI)のAPIキーとは?
ChatGPTのAPIキー(API key)とは、ChatGPTの機能をWebサイトやアプリケーションから利用するために必要な文字列のことです。
APIキーを取得することでChatGPTとシステムを連携させ、ChatGPTの会話機能を実装できるようになります。
【関連記事】
➡️ChatGPT APIとは?できることや使い方、活用事例を徹底解説!
ChatGPTのAPIキー取得のステップ
ここでは、実際にAPIキーを取得する手順を解説していきます。
OpenAIアカウントを作成する
APIの利用にはOpenAIのアカウントが必要です。以下はアカウント解説の手順です
- OpenAIの開発者向けサイトOpenAI APIにアクセスします。
- 画面右上の「Login」をクリックします。
- メールアドレス、パスワード、名前を入力すれば、簡単にアカウントが作成する事が可能です。
アカウント登録時に不明な点がある場合はこちらの記事を参照してみてください。
➡️ChatGPTの始め方・ログイン方法をわかりやすく解説
APIキーを発行する
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アカウントの作成が完了したら、OpenAI開発者プラットフォームにログインします。
-
画面左側の、鍵マークをクリックし、「API key」を選択します。
開発者プラットフォームのサイドバー
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次の様な画面が表示されるので、 「Create new secret key」をクリックします。
APIキーの発行・管理画面
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APIキーの名前を設定する様に求められるので、お好きな名前(日本語でも英語でも可)を入力し、「Create secret key」をクリックします。
APIキーの名前を入力
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すると、このようにシークレットキーが発行されますが、絶対にこのポップアップを閉じる前にどこかに控えておいて下さい。
伏字部分にAPIキーが表示される
ここに表示されている文字列がChatGPTのAPIキーです。絶対に他人に教えたりはせず、厳重に保存してください。
APIキーは複数発行できるので、サービスに合わせて作成したり忘れてしまった場合は再発行することも可能です。
支払い情報(クレジットカード情報)を入力する
APIキーを利用するには、利用料金を支払う為の支払い情報(クレジットカードのみ)の登録が必要です。
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OpenAI開発者プラットフォームにログインします。
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画面左側の歯車マークをクリックし、「Billing」を選択します。
開発者プラットフォームのサイドバー
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次の様な画面が表示されるので、「Add payment details」を選択します。
支払い情報の管理画面
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個人か法人かを選択し、カード情報と支払い住所を設定すると、登録が完了します。
APIキー発行時の注意点
APIキーを発行する上での注意点について、改めてまとめると以下の様になります。
これらは非常に重要な事ですので、必ずお読み下さい。
- APIキーは、発行時にしか表示されません。紛失してしまった場合は再発行が必要です。
- 悪用を防ぐために、発行したAPIキーは絶対に第三者に漏らさないよう注意しましょう。
- APIは従量課金制です。予期せぬ請求を防ぐためにAPIの利用上限を設定する事をおすすめします。
以上3つのポイントを念頭に置きつつ、APIキーを取得、活用していきましょう。
【必見】ChatGPTのAPIキーを無料で取得する方法
ChatGPTに新規登録すると、APIをお試しできる無料クレジットが期間限定で付与されます。APIの利用を検討している方は是非お試しください。
ただし、APIの無料トライアルには有効期限がある事や、電話番号の登録が必須といった注意点もありますのでお気をつけください。
APIキーを無料で取得する方法については以下の記事で詳しく解説しています。
➡️ChatGPT APIの無料期間とは?有効期限や確認方法について解説
ChatGPT APIの開発者向けリソース
APIの利用については、OpenAI公式ドキュメントやGithubより以下の様な資料が提供されています。
ぜひ利用時の参考にしてみて下さい!
- OpenAI API 公式ドキュメント - ChatGPT APIの概要が詳述されています。
- GitHubリポジトリ - ChatGPT API利用時に必要な、Pythonのサンプルコードが揃っています。
- OpenAI APIリファレンス - ChatGPT APIの具体的な活用方法やエラーへの対処法が解説されています。
- OpenAI 公式ブログ - 最新のアップデートやAPI料金の改訂について紹介されています。
まとめ
この記事では、ChatGPTのAPIキーを取得する方法を解説しました。
OpenAIアカウントの取得から、APIキーの発行、支払い情報の登録までの流れを理解頂けたでしょうか。
ぜひ取得したAPIキーを使って、システム開発やサービス提供にChatGPTを活用してみてください。ただし、発行したAPIキーの保管には十分注意して下さい。
これからの時代において、ビジネスはもちろん、日々の生活を最適化する上でAIの活用は非常に重要なポイントとなります。
APIキーの発行手順を学んだ後はその活用方法を見極め、ChatGPTで自分のアイデアを形にするチャンスをつかみ取りましょう。