ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
また、弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
株式会社SmartHRが提供するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、AI（大規模言語モデル）を活用した「従業員サーベイ」回答要約機能を新たに導入しました。
この機能は、従業員からの自由記述式のフィードバックを要約し、組織改善のための分析作業を効率化します。
【導入の背景】
従来の自由記述回答を含む従業員サーベイは、多くの貴重な意見が集まる一方で、管理者が全て目を通し、手作業で分析する作業には多大な労力と時間が必要でした。
特に大規模企業では、回答収集のみならず分析が実施困難なほどの負荷があり、企業と従業員間の信頼関係構築にも影響を及ぼしていました。
【元々の課題】
手動による分析作業は、集計や分析の工数が必要であり、特に多数の従業員を持つ企業では回答の活用が難しくなっていました。
重要な従業員の声が適切に反映されず、組織改善への機会損失が懸念されていたことが大きな課題でした。
【解決策】
SmartHRは、近年のAI技術の進展を背景に、AIによる自由記述回答の要約機能「回答要約（AI）」を導入。
これにより、従業員からの生の声をAIが分析し、部署ごとに要約を行うことで分析作業を効率化し、組織改善への迅速な対応が可能となりました。
「従業員サーベイ」テスト版 画面
【効果】
AIを用いた「回答要約（AI）」の導入により、管理者の分析作業の効率化が実現し、組織改善に資する従業員の意見を迅速に把握できるようになりました。
企業の生産性向上と働きやすい環境作りにつながると期待されています。
【出典】
SmartHR
