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世界的なコミュニケーションを加速:Volkswagen Groupが60以上の言語での翻訳にAzure AIを採用

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世界的なコミュニケーションを加速:Volkswagen Groupが60以上の言語での翻訳にAzure AIを採用の紹介画像

Volkswagen Groupは、60以上の言語で年間最大20億件の単語や文書を翻訳する必要があり、これを実現するためにAzure AIを採用しました。これにより、高速かつ正確な翻訳が可能となり、コスト効率も向上しました。

【導入の背景】

Volkswagen Groupは全世界の顧客にサービスを提供しており、多様な文書を複数言語で提供する必要がありました。コミュニケーションの流れの変化や翻訳納期の要求が高まったことで、既存の翻訳システムの強化と拡張が必要となりました。

【元々の課題】

以前は翻訳必要な文書を人手で行っていましたが、高い品質維持と納期の速さを兼ね備えた翻訳が求められていました。既存のシステムはルールベースで内容を翻訳するため、新しい言語が加わるごとに高いコストがかかり、翻訳速度や保管できる言語の量にも制限がありました。

【解決策】

クラウドベースの代替システムとしてMicrosoft Azureを選定しました。特有の用語集に基づいてAzureの標準翻訳モデルをトレーニングし、多様なファイルタイプに対応し、高速な文書翻訳を可能にしたシステムが構築されました。

【効果】

Volkswagen Groupは、Azure AIの導入により、翻訳速度と品質を飛躍的に向上させることができました。翻訳記憶の即時更新や、スマートフォンを通じたアクセス可能性など、実用性が向上しました。また、EUのデータ保護法規に完全に準拠し、データの安全性と秘密保持も強化されました。

【出典】

Volkswagenの事例、Microsoftより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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