この記事のポイント
- Azure認定資格は初心者からエキスパートまで、各レベルの技術者の知識を証明
- 資格取得には公式資料、書籍、オンラインコース、実践的な演習が効果的
- 認定資格はキャリアアップや給与増加などの具体的なメリットをもたらす
- 資格の種類や難易度、試験内容、更新プロセスを詳細に解説
- 実際のケーススタディを通じて資格取得の効果を紹介
監修者プロフィール
坂本 将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
クラウド技術がビジネスシーンに欠かせない存在となる中で、マイクロソフトの「Azure」はその中核を担うプラットフォームとして急速に領域を広げています。
それに伴い、技術者やIT関連職においてAzureの専門性を証明する「Azure認定資格」の重要性が高まっています。
本記事では、Azure認定資格の基礎知識から応用レベルまでの資格の種類、対策方法、試験の受け方、資格取得のメリットについて詳しく解説します。
Azure認定資格がプロフェッショナルのスキルアップやキャリア形成にどのように寄与しているのか、また、なぜ多くの企業や個人が認定資格の取得に注目しているのか、具体的なケーススタディを交えながら掘り下げていきます。
Azureの基本知識や料金体系、利用方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
➡️Microsoft Azureとは?できることや各種サービスを徹底解説
目次
Azure認定資格とは
Azure認定資格は、Microsoft Azureクラウドサービスの専門知識を証明したい技術者にMicrosoftが提供する一連の技術資格です。
ファンダメンタル、アソシエイト、エキスパート、スペシャリティカテゴリに分類されており、その中で自身の技術に沿うものを選択します。
Azure認定資格について
初心者から熟練したエキスパートまで、さまざまなレベルの専門家向けに設計されたこれらの認定資格は、管理、開発、セキュリティ、アーキテクチャなど、クラウド技術のさまざまな側面における能力を強調するのに役立ちます。
Azure認定資格の一覧とロードマップ
Azure 認定資格はさまざまなレベルで構成されており、Azure エコシステム内での専門知識や希望する注力分野に関係なく、個人向けのパスを提供しています。
以下の画像の通り、認定される資格には様々な種類があります。
Azureの認定資格一覧 (参考:Microsoft)
ファンダメンタルズ
ファンダメンタルズのバッジ
AZ-900(Azure Fundamentals)試験から始まる「Fundamentalsレベル」では、クラウドの概念、中核となるAzureサービス、クラウドセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、および信頼の基本原則について基本的な理解を深めることができます。
資格の種類 | AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals | AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals | DP-900: Microsoft Azure Data Fundamentals |
---|---|---|---|
試験概要 | クラウド入門、クラウド基礎知識 | AIおよび機械学習の基礎知識 | データ管理とデータベースの基礎知識 |
受験料 | 13,750円(税込) | 13,750円(税込) | 13,750円(税込) |
言語 | 日本語可 | 日本語可 | 日本語可 |
問題数 | 35問前後 | 35問前後 | 45問前後 |
問題形式 | - 単一選択式 - 複数選択式 - ドラッグ&ドロップ形式 |
- 単一選択式 - 複数選択式 - ドラッグ&ドロップ形式 |
- 単一選択式 - 複数選択式 - ドラッグ&ドロップ形式 |
試験時間 | 45分 | 45分 | 45分 |
有効期限 | 有効期限なし | 有効期限なし | 有効期限なし |
これらの資格は、それぞれの分野における基礎知識を学ぶことに重点を置いており、Azureのクラウドサービス、AI技術、データ管理と分析に関心がある初心者に適しています。
各資格の取得は、特定の技術領域における知識の確認だけでなく、さらなる学習や専門性を深めるための出発点となります。
AZ-900の試験内容詳細について
AZ-900はAzureの基本概念の知識を問う問題になります。その問題の範囲は以下のとおりです。
- クラウド概念
クラウドコンピューティングの利点、サービスモデル(IaaS、PaaS、SaaS)、デプロイメントモデル(パブリック、プライベート、ハイブリッド)に関する基本的な知識。
- Azureのコアサービス
コアAzureサービスと製品、Azureのソリューション領域(AI、機械学習、データ、コンピューティングなど)、Azure管理ツール。
- セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、および信頼
Azureのセキュリティ機能、アイデンティティサービス、ネットワークセキュリティ、プライバシーとポリシー、コンプライアンスリソース。
- Azureの価格、SLA、ライフサイクル
Azureの価格と購入オプション、サービスレベルアグリーメント(SLA)、サービスライフサイクル管理。
AI-900の試験内容詳細について
- AIと機械学習の概念
AIの基本、機械学習とその用途、AIの倫理的考慮事項。
- AzureにおけるAIサービス
コンピュータービジョン、自然言語処理、音声サービス、会話型AIボットサービスなど、AzureのAIサービスと関連製品の紹介。
- 機械学習とAzure Machine Learning
Azure Machine Learningサービスの概要、MLモデルのトレーニングと評価、自動化されたML、MLパイプライン。
- AIソリューションの知識と原則
AIソリューションの開発と実装に関する基本的な知識、データとモデルの管理。
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AZ900完全ガイド!難易度や合格率、おすすめの勉強方法を徹底解説 | AI総合研究所
AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals試験の概要、メリット、学習方法、合格のポイントを詳しく解説。IT業界初心者やクラウドの基礎を学びたい方におすすめの内容を網羅的に紹介します。
https://www.ai-souken.com/article/az-900-explanation
DP-900の試験内容詳細について
- データの中核概念
データの種類と構造、データストレージとデータ処理、データガバナンスとコンプライアンスの基礎。
- Azureでのリレーショナルデータ
Azure SQL Database、Azure SQL Managed Instance、Azure Synapse Analyticsなど、Azureのリレーショナルデータサービスと関連製品の紹介。
- Azureでの非リレーショナルデータ
Azure Cosmos DB、Azure Blob Storage、Azure Data Lakeなど、Azureの非リレーショナルデータサービスと関連製品の紹介。
- データワークロードとAnalytics
データ統合、データ移行、データ分析、ビジュアライゼーションなど、Azureでのデータワークロードと分析サービスの概要。
- データセキュリティとプライバシー
認証と承認、データ保護、コンプライアンス、データプライバシーに関する基本的な知識。
アソシエイト・レベル
アソシエイト画像
アソシエイトレベルでは、特定の役割をより深く掘り下げます。
たとえば、AZ-104(Azure Administrator Associate)認定資格では、Azureのコアサービス、Azure ワークロード、セキュリティ、およびガバナンスをしっかりと把握する必要があり、クラウド環境を管理するための強固な基盤を提供します。
インフラストラクチャー、Azure全般に関する資格
資格コード | 名称 | 概要 |
---|---|---|
AZ-104 | Microsoft Azure Administrator | Azureの管理と運用に関する実践的なスキルを証明します。 Azureリソースの管理、監視、トラブルシューティングなどが含まれます。 |
AZ-140 | Windows Virtual Desktop Specialty |
Windows Virtual Desktopのデプロイ、設定、管理に関する専門知識とスキルを証明します。 クラウドベースのデスクトップとアプリの仮想化に焦点を当てます。 |
AZ-204 | Developing Solutions for Microsoft Azure |
Azure上でのソリューション開発に関する実践的なスキルを 証明します。 アプリケーション開発、ソリューションの設計などが含まれます。 |
AZ-220 | Azure IoT Developer Specialty | Azure IoTソリューション開発者としての専門知識とスキルを証明します。 デバイスのコーディング、統合、データ処理トラブルシューティングなどが評価されます。 |
AZ-500 | Microsoft Azure Security Technologies |
Azureのセキュリティ技術に関する実践的なスキルを証明します。 セキュリティ管理、ID管理、セキュリティコントロールの実装などが含まれます。 |
AZ-700 | Designing and Implementing Microsoft Azure Networking Solutions |
Azureのネットワーキングソリューションの設計と実装に関する実践的なスキルを証明します。 ネットワークセキュリティ、接続性などが評価されます。 |
AZ-800 | Administering Windows Server Hybrid Core Infrastructure |
Windows Serverのハイブリッドコアインフラストラクチャの理に関する実践的なスキルを証明します。 |
AZ-801 | Configuring Windows Server Hybrid Advanced Services |
Windows Serverのハイブリッド環境での高度なサービスの設定に関する実践的なスキルを証明します。 |
データとAIに関する資格
資格コード | 名称 | 概要 |
---|---|---|
AI-102 | Designing and Implementing an Azure AI Solution | Azure AIソリューションの設計と実装に関する実践的なスキルを証明します。 AIソリューションの開発、機械学習モデルの実装などが含まれます。 |
DP-100 | Designing and Implementing a Data Science Solution on Azure | Azure上でのデータサイエンスソリューションの設計と実装に関する実践的なスキルを証明します。 |
DP-203 | Data Engineering on Microsoft Azure | Azure上でのデータエンジニアリングソリューションの設計と実装に関する実践的なスキルを証明します。 データ処理、ストレージソリューションの設計などが含まれます。 |
DP-300 | Azure Database Administrator Associate | Azure上でのデータエンジニアリングソリューションの設計と実装に関する実践的なスキルを証明します。 データ処理、ストレージソリューションの設計などが含まれます。 |
アソシエイトレベルの試験概要
資格試験 | 試験概要 | 受験料(税込) | 言語 | 問題数 | 問題形式 | 試験時間 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アソシエイト | Azureの中級者向けの認定資格 | 23,212円 | 日本語可 | 40~60問前後 | 単一選択式、複数選択式、ドラッグ&ドロップ形式、ケーススタディ | 120分〜150分 | 1年間 |
エキスパートレベル
エキスパートレベル画像
AZ-305(Azureソリューションアーキテクトエキスパート)などのエキスパートレベルの認定資格は、上級実務者向けに設計されています。
これらの資格は、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、セキュリティなどの側面を含め、Azure上で実行するソリューションを設計する専門家の能力を認定するものです。
資格コード | 名称 | 概要 |
---|---|---|
AZ-303 | Microsoft Azure Architect Technologies | Azureソリューションアーキテクトとしての技術的知識を証明します。 インフラストラクチャ、セキュリティ、データソリューションの設計などが評価されます。 |
AZ-304 | Microsoft Azure Architect Design | Azureソリューションの設計に関する高度なスキルを証明します。 ソリューションの設計プロセス、コスト管理、セキュリティ戦略などが含まれます。 |
AZ-305 | Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions | クラウドインフラストラクチャソリューションの設計に関する高度な知識とスキルを証明します。 |
AZ-400 | Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions | DevOpsプラクティスの設計と実装における深い専門知識を持つ個人を対象とします。 |
AZ-600 | Azure Stack Hub Operator Associate | Azure Stack Hubの運用に関する実践的なスキルと知識を証明します。 |
エキスパートレベルの試験概要
資格試験 | 試験概要 | 受験料(税込) | 言語 | 問題数 | 問題形式 | 試験時間 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エキスパート | Azureの上級者向けの認定資格 | 23,212円 | 日本語可 | 40~60問前後 | 単一選択式、複数選択式、ドラッグ&ドロップ形式、ケーススタディ | 120分〜150分 | 1年間 |
スペシャリティカテゴリ
スペシャリティ画像
資格コード | 名称 | 概要 |
---|---|---|
AZ-120 | Planning and Administering Microsoft Azure for SAP Workloads | Azure上でのSAPワークロードの計画、デプロイ、管理に関するスキルを証明します。 |
AZ-140 | Windows Virtual Desktop Specialty | Windows Virtual Desktopのデプロイ、設定、管理に関する専門知識とスキルを証明します。 クラウドベースのデスクトップとアプリの仮想化に焦点を当てます。 |
DP-420 | Designing and Implementing Cloud-Native Applications Using Microsoft Azure Cosmos DB | Azure Cosmos DBを使用したクラウドネイティブアプリケーションの設計と実装に関するスキルを証明します。 データモデリング、オプティマイゼーション、アプリケーション開発に関する知識が評価されます。 |
これらの資格は、特定の専門分野での深い知識とスキルを持つプロフェッショナルを認定することを目的としています。
スペシャリティレベルの試験概要
資格試験 | 試験概要 | 受験料(税込) | 言語 | 問題数 | 問題形式 | 試験時間 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
スペシャリティ | Azureの専門職向けの認定資格 | 23,212円 | 日本語可 | 40~60問前後 | 単一選択式、複数選択式、ドラッグ&ドロップ形式、ケーススタディ | 120分〜150分 | 1年間 |
Azure認定資格を取得するメリット
Azure認定資格は、Azureサービスの深さと広さを理解するプロフェッショナルのコミットメントを象徴するものです。
技術者にとっては、認定資格を取得することで、キャリアの展望 が広がったり、非認定資格者に比べて優位に立ったり、クラウドコンピューティングスキルの正式な証明 がますます求められるようになっている幅広い職域にアクセスできたりするなど、具体的なメリットが得られます。
Microsoftは、「Azure認定資格を取得したことにより、}}67%が仕事のスキルや自信が向上**、41%が仕事の満足度が向上、35%が給与や賃金が増えた」という事を報告しています。
市場トレンドのハイライト
現在の雇用市場では、クラウドの専門知識を持つ人材に対する需要が高まっており、Azure認定資格は求人広告で優先資格として記載されることが増加しています。
組織は、最新のテクノロジを常に利用できるなど、認定プロフェッショナルがもたらす価値を認識しており、認定候補者を好む傾向が顕著になっています。
その背景にはAzure自身のシェアの伸びも関係しています。
クラウドではAWSのイメージも強い日本ですが、調査会社Canalysの2023年12月の発表では、「クラウドインフラ市場においてAWSのシェアは31%、Microsoft Azureのシェアは25%」と、その差は6ポイントにまで縮まっています。
Azureの世界シェア
実際に弊社においてもAzureの需要は大きく、社内人材でAzreを使える方を多く育成しています。
個人のキャリアメリット
個人にとって、Azure 認定資格はキャリアアップのきっかけとなります。実際、多くのビジネスパーソンが利用するLinkedinでも、Microsoftの資格取得を登録することができます。
Linkedinで資格の登録
認定資格は、認定されたレベルの専門知識を証明するものであり、より良い職位、昇給、より重要な責務につながる可能性があります。
さらに、認定資格の取得と維持に必要な継続的な学習は、個人の成長とスキル開発を促進します。
Azure 認定資格の勉強方法と学習コンテンツ
Azure 認定資格の勉強には、Azure のサービスとベストプラクティスを深く理解するために、さまざまなリソースを活用した体系的なアプローチが必要です。
実際にAzureサービスを使ってみる
実際にAzure使ってイメージすることは非常に重要です。
Azureでは、無料で使える枠が多く用意されているので、まずは登録してAzureを触ってみることをお勧めします。
【関連記事】
➡️Azureの無料アカウントとは?作成方法やできることを徹底解説!
実際のAzure画面
公式コース教材とドキュメント
Microsoft Learn やその他の Microsoft 公式ドキュメントは、学習計画の中核となるものです。
これらは、Azure サービスに関する最新かつ詳細な情報を提供し、利用可能な実践的な演習は、理論的な知識の定着に役立ちます。
【関連記事】
➡️Microsoft Learnとは?AzureやAIの基礎が無料で学べる方法を解説!
また、マイクロソフトからは公式に試験対策動画やバーチャルトレーニングも提供されています。
画像のように、申し込むことで視聴可能です。
オンデマンド講座の申込画像
本での学習
どの資格を取得するかによって使用する教材は異なりますが、AZ-900に対しての書籍が特に多く出版されています。
実際に受験することを考慮し、模擬試験 がついているものをお勧めします。
- 合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集
- 徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応
Udemyでの学習
Udemyの学習は、動画でイメージがつきやすいこと、試験対策問題集もついていたりするのでお勧めです。
- AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集
こちらは6万人以上が受講して、ベストセラーにも認定されています。実際に合格した人の実績も多く掲載されているので安心して合格に向けて学ぶことができます。
https://www.udemy.com/course/az-900-microsoft-azure-fundamentals4176/?couponCode=JPLETSLEARNNOW
Youtubeでの学習
Youtubeでの学習は無料でわかりやすいコンテンツが豊富なことが魅力です。Azure 資格に特化して作成されている動画もあるのでぜひ参考にして下さい。
- IT Concepts Japanによる試験対策動画
試験に出るとこだけをピックアップして紹介してくれる動画です。シンプル明快に教えてくれるのでスムーズに進めることが可能です。
- Microsoft AI Cloud Partnerの動画
Microsoft公式が出しているYoutubeの動画も最新の知見やクラウドについて学ぶには非常に参考になります。
Azure認定資格の受験方法
試験の流れを理解することで、受験者の不安を解消し、認定試験を成功させるためのノウハウを身につけることができます。
Microsoft認定資格受験方法について
登録とスケジューリング
Azure 認定資格の登録プロセスは、MicrosoftのWeb サイトから行います。
受験者は、試験日や試験会場を選択したり、オンライン試験監督を選択したりすることができ、スケジュールや希望に合わせることができます。
試験前の準備
試験の前準備から当日のプロセスまでの流れを、表形式でまとめてみましょう。これにより、受験者が試験前に行うべきこと、試験当日の注意点などが一目でわかりやすくなります。
ステップ | 詳細 |
---|---|
システムテスト実行 | - 必要なシステムテストと試験シミュレーションを実施 - リモートワークシステムテストも行いましょう |
受験環境と規則の確認 | - 自宅や職場で試験に集中できる静かな場所を確保 - ウェブカメラとマイクの設定確認 |
本人確認書類の準備 | - 顔写真入りの最新の本人確認書類を準備 - 受験者の氏名が試験登録時の氏名と一致していることを確認 |
試験規則の確認 | - 衣類の着用、カメラ内での位置保持、部屋からの離脱禁止、第三者の部屋への立ち入り禁止等 |
認定試験の予約
1.認定試験の予約画面は試験一覧から自身の受けたい資格を検索します。
認定試験予約画面への遷移
2.予約画面に遷移したら中頃まで進んで画像の箇所を探します。
予約画面
ステップ | 詳細 |
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Step 1 | 「認定資格および試験を見る」から試験選択 → 「Pearson VUEでスケジュール」をクリック |
Step 2 | プロフィール情報の確認/更新後、「Schedule exam」をクリックし、ピアソンVUEのサイトへ遷移 |
Step 3 | 「自宅または職場からオンラインで」を選択し、「次へ」→ 試験の言語や日時の選択、入金手続きを完了 |
試験当日
アクション | 説明 |
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受験スペースの確保とパソコンの準備 | - 机の整理、不要なアプリケーションの終了 - システムテストの再確認 |
試験のチェックイン | - 試験開始30分前からチェックイン可能 - 余裕を持ってのチェックインを推奨 |
システム環境要件
項目 | 要件 |
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OS | - Windows 10, 8.1 (32/64ビット), Mac OS 10.13 以降 - Windows OSは正式なWindows Validationに合格している必要あり - Windows Vista以下やLinux/UNIX系は不可 |
ファイアーウォール | - 企業ファイアーウォールの設定下での受験は避ける - VPNの使用禁止 |
ディスプレイ | - 最低解像度:1024 × 768、16ビット色 - 物理キーボ |
試験終了後の手続き
試験終了後、受験者は速やかに暫定結果を受け取り、その後正式なスコアレポートが送付されます。
不合格の場合でも、再試験の規定に従って再度チャレンジすることが可能です。
Azure 認定資格の有効期限と更新
Azure認定資格には有効期限が設定されており、期限を過ぎた場合、プロフェッショナルは進化し続けるAzureプラットフォームにおける継続的な能力を証明する必要があります。
更新プロセス
Azure認定資格を最新の状態に保つためには、通常2年ごとの更新が求められます。この更新プロセスでは、指定されたスキルセットについて継続的な習熟度を確認するための更新アセスメントに合格することが必要とされます。
継続学習の機会
マイクロソフトは、認定資格の更新だけでなく、継続的な学習のためのさまざまなリソースを提供しています。
これらの機会を活用することで、プロフェッショナルはAzureの最新の開発動向に対応し、スキルを磨き、クラウドの領域における自身の価値を維持することができます。
Azure認定資格のケーススタディ
Azure認定資格の取得がキャリアアップやプロフェッショナル育成に与える影響について、実際の事例をもとに紹介します。
若手で資格取得している例
あるエンジニアの方が、新卒1年目でAzure認定資格を複数取得したことをSNSで報告しています。1年目から着実に資格を取得されており、素晴らしい取り組み姿勢が伺えます。
資格取得を通じて学んだことが身についている実感が得られ、自信にもつながることが予測されます。
新卒1年目はMS資格を沢山取りました!
— lui / るい (@8rly_) March 19, 2024
AZ305/AZ204/AZ104/AI102/900系....
と、合わせて技術書を数冊読み、udemyで問題集作ったり、画像生成のアプリ作ったり、インフラ構築やったり、新機能ページ作ったり、、と色々広く(浅く)経験させて頂きました☹️
MCPは更新料かからないの助かります。。 pic.twitter.com/dZZ4ojYFn6
ITマネージャーの成長パス
Tマネージャーへの昇進を目指す際、Azure認定資格の取得は大きな助けとなります。資格取得によって、より大規模なプロジェクトの監督やより大きなチームの管理に必要なスキルを身につけることができます。
また、クラウドインフラストラクチャやサービスについて十分な知識を得た上で意思決定を行い、戦略的なレベルで貢献することが可能になります。
マネージャーレベルの職責を任されるためには、上級の資格にもチャレンジしていくことが重要です。
## まとめ
本記事では、Azure認定資格の種類や取得方法、キャリアへの影響など、資格取得に関する幅広い情報を提供しました。この記事が、皆様の資格取得への一助となれば幸いです。
また、AI総合研究所では、Azureの導入支援を行っております。
Azure認定資格の取得に関するご相談や、Azureの活用方法についてのご質問など、お気軽にお問い合わせください。皆様のクラウド基盤をサポートいたします。