AI総合研究所

特別養護老人ホームでの家族連絡・オンライン面会システム導入

ヘルスケアおよび福祉業界分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ヘルスケアおよび福祉業界では、セキュリティとAIが回答を間違わないことは非常に重要です。特に患者さんなどの顧客に触れるサービスでの活用は十分に留意しましょう。

    AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。この記事を通して **「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」** の参考になれば幸いです。
    
    弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社に[ご相談ください](https://www.ai-souken.com/contact)。

【導入事例の概要】

福井県福井市にある特別養護老人ホーム「社会福祉法人藤島会 藤島園」は、105名の入居者を対象に、家族連絡、面会予約、オンライン面会、職員連絡などの機能を提供するコミュニケーションツール「HitomeQコネクト」を導入しています。

HitomeQコネクト
HitomeQコネクト

【導入の背景】

介護保険の改正に伴うBCP(事業継続計画)作成義務化が導入のきっかけであり、職員への一斉連絡網の確立が必要とされました。

さらに、COVID-19パンデミック中に面会が制限されたことで、入居者の日常の様子を家族に伝える新たな手段が求められました。

【元々の課題】

面会制限により、入居者の家族が施設の様子を知る機会が限られ、緊急時の情報共有が困難でした。

また、従来の手段では105名の入所者全員に文書を作って、郵便に入れて送っていたため、職員の業務負担が大きく、家族への情報伝達が遅れがちでした。

【解決策】

「HitomeQひとめく コネクト」の導入により、オンライン面会の実施、日常の様子を写真や動画で送信する機能、緊急連絡の一斉送信機能が可能となりました。

これにより、家族との間でタイムリーかつ効率的なコミュニケーションが実現しました。

スムーズな情報伝達が可能
スムーズな情報伝達が可能

【効果】

家族からは動画や写真を通じて入居者の様子が直接確認できることが非常に好評であり、施設への信頼と満足度が向上しました。
また、職員は情報共有の手間が大幅に軽減され、より質の高いケアに集中できるようになりました。

【出典】
社会福祉法人藤島会 藤島園の事例、コニカミノルタより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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